- 名前
- ロールキャベチー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 北海道
- 自己紹介
- セックスは共同作業。お互いに気持ち良くなることが、大切。何度もイカせて、最後は中で一...
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僕が家庭教師をしていた女子高校生は、まだ処女だったのに…8/10 彼女の秘密
2015年08月16日 01:25
次にMの家を訪問した時、Mはいつも通りだった。
母親の前では品行方正な態度とは言えなかったが、二人きりになるとデートをしたときのMがそこにいた。
部屋に入るとMは自習を始めた。
ボクもいつもの通りにマンガを読み始めたのだけど、Mのことが気になってチラチラ見ていたら、Mが背中を向けたままボクに言った。
「センセ、そんなに見つめられたら、私、穴が開いちゃうよ」
「えっ?どうしてわかるの?」
「私、後ろにも目がついているもん」
どう考えても不思議だった。
Mは決してボクの方を振り返っていなかったので、見ていたことを照れくさく思うより、驚きの方が勝ってしまった。
思わず立ち上がってMの肩越しに机の上を覗いてみたら、小さな手鏡が置いてあって、Mはそれを隠そうともしなかった。
「センセ、マジで驚いていたでしょ?」
悪戯っぽく笑ったMが振り返って言った。
何だか極まりが悪くて、苦笑いをしていると再びMが口を開いた。
「私のこと、見てくれていて嬉しいよ」
この子はどうしてこんなに自分の感情をストレートに口にできるのだろう。
後ろが見える謎が解けた今、今度はそのことの方が不思議に思えた。
「センセ」
いつもの通り、Mに呼ばれて隣に座るとノックの音がして母親がケーキとお紅茶を持って入ってきた。
ボクはコーヒーが苦手なのだけど、この家では最初から紅茶だった。
コーヒーか紅茶かも聞かれなかった。
母親が部屋から出て行くと、Mはケーキをフォークで口に運びながら、ようやくこの間のことを話題に出した。
「プラネタリウム、もったいなかったなぁ」
「前の晩、遅かったの?」
「うん、っていうか、明日先生と会おうと決めてから全然眠れなかったの」
「でも、約束していたわけじゃないから、会えるかどうかも判らなかっただろう?」
「うん、でも会えるって信じてた」
「それで会ったら、眠っちゃったんだ」
「うん、先生の顔を見てね、安心しちゃったんだと思う」
Mは唇に付いたクリームを舌でペロッと舐めながら言ったが、二人の秘密を持ってしまった所為か、それが何だか妙にエロい感じがした。
Mとそういう関係になったからといって、会うたびにセックスをしていたわけではなかった。
なんと言ってもMは受験生だったし、ボクはMの受験の妨げになるようなことはしたくなかった。
だから、Mと二人きりになってもMは自習を続け、ボクはマンガや雑誌を読ませてもらって、お茶を飲みながら雑談をしては帰っていった。
けども、そんな雑談の中でMは少しずつ自分のことを話してくれるようになった。
「Mちゃん、ホントは勉強できるんだよね?」
Mは謙遜もせずに、はっきりと頷いて見せた。
「どうして、出来ないふりをしているの?」
「だって、親に変に期待をさせない方がいいでしょう?」
「どういうこと?」
「だって、勉強したいって思ったことないし、いつまでもできるも思っていないから」
おかしな理屈だと思ったが、もっと聞きたいことがあった。
「最初に会った時、Mちゃん、すごい不良少女をしてたよね」
Mはこれにも頷いた。
「どっちが普通のMちゃんなの?」
「どっちって?」
「あの時のMちゃんと今のMちゃん」
「ああ、それはどっちもだよ」
「どういうこと?」
「センセ、問題解いていないのに、質問多いよ」
Mはそう言って、悪戯っぽく笑うと話をはぐらかした。
ボクが困った顔をすると、Mは"いいけどね"と呟いて言葉を継いだ。
「どっちかというと今の私だけど、センセの反応を見たかったんだ」
「ボクを試したってこと?」
「試したわけじゃないけど、センセのリアクションが見たかったの」
「どうして?」
「どうしてって・・・」
Mは更に何かを言いかけたが、思い直したように言った。
「ナイショ」
しばらく沈黙が流れて、Mは自習を続けていた。
「ほんとはね」
Mの声で読んでいた雑誌から目を上げると、Mはボクに背中を向けたまま続けた。
「最初は悪い印象で、だんだん印象が良くなって行ったら、少しはセンセが私に興味を持ってくれるかなって」
変わった娘であることはわかっていたが、かなり屈折しているように思えた。
でも、Mの思惑通りに、ボクのMに対する気持ちは加速度的に高まっていっていた。
「でも、人は第一印象が大事だって言うよ」
「うん、でも普通にしてたらセンセが振り向いてくれるわけないモン」
ボクは嬉しくて、Mの背後に立つと両手をMの頭にやって旋毛の所に軽くキスをした。
シャンプーのいい香りがボクの鼻腔をくすぐった。
・・・あれ?でも、あの時初めて会ったのに、何でそんな対策してたんだ?家庭教師なら誰でも良かったのか?
そう疑問が湧いたけど、しばらくしたら忘れてしまった。
それからのボクたちはストイックなほどにプラトニックだった。
つづく…
このウラログへのコメント
今日も楽しかったです(^^)
紅茶なところがいいですね(笑)
私もコーヒー苦手。
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