男ってさ…

何だか懐かしい気分になる音楽クリップを発見したのでシェア。

タイのレトロスペクト（Retrospect ）というメタルバンドのソフトロック曲「君だよね（คือเธอใช่ไหม） 」。
http://youtu.be/U2zz2_MBmMI

懐かしさは、僕もカセットテープ使った世代だからかな…

でも、それだけじゃない。

僕はこのクリップに出てくるおにーさんみたいなイケメン違うけど、ショートカットの元気な女の子と、長髪のおねーさんの板ばさみになって困ったことある。結局は両方から振られちゃったけど…

でも、だいたいの男って、この両方のタイプに対する憧れがあると思うよ。程度の差はあれ。ただ、僕は圧倒的にこのショートのコに萌える。おねーさん、ちょっと悪女っぽすぎる。こわい。

村上春樹の「ノルウェイの森」もそうだよね。おねーさん風の直子と、やたらと動きのある緑の間で揺れるワタナベ君…まあ、直子と緑の年齢はほぼ同じだったなけどさ。

この板ばさみって、多分、自分の遺伝子をずーっと残すためには、魅力的な女性の遺伝子と結合させて、その女性が生む子供が成長した後、伴侶を得やすくする必要があると、いう生物学的なものから来てるんだろうな…

まあ、意識してやってる訳ではないけどね。

で、どんなタイプが今後、伴侶を得やすい魅力的なタイプになるかなんて分らない。ブサイクの代表とされる末摘花タイプも時代が変われば魅力的になるかも知れんし…（今考えりゃ、日本人は巨乳にあまり興味なかったのに、ここ20年で大きく巨乳がもてはやされるようになったんだし…これは体格の変化によるものかな？1980年代にはアイドルがバスト80cmくらいで「ぼいん」（古語：現代語で「巨乳」の意味）とされたんだもんな。）

この問題の最良のソリューションは、光源氏みたいにできるだけ多くの女性に自分の遺伝子ばら撒いて、自分の子孫にできるだけ多くのバリエーションつけること。哺乳類はほとんどそうしてる。雄が子育ての責任持つのなんて、人類を除けば狐や狼くらいしか思いつかないよ。

でも、日本を含めて西欧文明を受け入れた国では、遺伝子ばら撒きなんて無責任の代表格だから、できないけどね。

それでも、人類ってさ、頭ん中のアプリ（文明）は変わったけど、ハードはホモサピエンス誕生以来、何万年も変わってないだけじゃなくて、実はOS（本能）は何万年前からあんまり変化してないんだよね。（神経症って、このアプリとOSの間の相性の問題によって起こるという見方がある。治療には、ある程度OSに合わせていくけど、直接的にではなく、お話作りとか、夢の分析とか象徴的な方法を取る。そうしないと、別の問題が発生するから。）

だから、男ん中にはまだ、遺伝子ばらまきたいという本能的な願望が根強くあって、一夫一妻が正しいという世界でも、浮気するんだよね。あるいは、浮気せんまでも、「わたしだけを見て」との伴侶の要求になかなか沿えない…

だからタチ悪い。どうしたらいいんだろうね…

まあ、「象徴的な浮気」ってことでAV見たり、芸能人に萌えるくらいはお目こぼしするのがいいってことかな…

わかんにゃい。

それにしても、映画「ノルウェイの森」の緑、僕のイメージしてた緑と違いすぎる。萌えない…小説読んでて、緑には激萌えして、直子には萎えたんだけど、映画見たら、直子に萌えるぞ、これ…