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坂井ちゃんの冒険-前編

2011年09月24日 23:57

坂井ちゃんの冒険-前編

最近 あまり出番のない坂井ちゃん

音信不通ってわけじゃなく

一応は 月に一回くらい掃除しに通ってます

主人も月に一回くらい餌をあげに行ってます

この場合の餌は食事の方です

もっとも別のこともしてますけど・・・


その坂井ちゃん 最近好きな人が出来ました

主人の会社の佐木くんかと思ったら

違って 仕事先の人らしいのですけど

今度 部屋に招待して手料理を食べさせることになったとか

「へえ じゃあ 部屋はきれいになってるんだ」

「あ、その......」

「ん?」

「ゆうこさ~んっ」

なんか嫌な予感

「助けてください」

つまりは掃除手伝ってということか・・・

待てよ・・・

この子 ちゃんと料理出来たっけ?

玉子焼きなんかは作ってたのは見たけど・・・

「ところで・・・」

「はい」

「何を食べさせるの?」

「あの、その」

予感的中か・・・

「ゆうこさ~ん」

「はいはい 主人に頼めばいいわけね」

「はい ご面倒かけます」

まったくこの子は・・・

「あの あとですね」

「まだ なんかあるわけ?」

「お、男の人とふたりっきりって初めてなんです」

そういえば主人が言ってたっけ

一回だけライブの帰りにホテルに行ったことがあって

その時は相手がガツガツしてて

嫌になって逃げて来たとか・・・

今度は逃げられないものね

でも 何をしろと・・・?

まさか 一緒にいてくれなんて言わないでしょうね

「一緒にいてなんてのは駄目だよ」

「わかってます だけど一人じゃ不安で」

「じゃあ どうしろと?」

「あの どこかで見張っててもらえませんか?」

「はい・・・?」

ちょっと思考が止ったよ・・・

この子は何を考えて・・・

坂井ちゃんを見てわかった・・・

てんぱっちゃって何も考えられないみたい・・・

困っちゃったな・・・

主人に相談するまでもなく

主人に言ったら何て答えるかわかっちゃったよ

ついでに どこでどうするか

そしてどうなるか

そこまでわかっちゃう自分が悲しい・・・



そして前日 坂井ちゃん部屋の大掃除

いつも思うのは なんで一ヶ月でここまで散らかせるかな?

そして坂井ちゃんに接し方をレクチャー



当日 朝から主人も合流して

料理の仕込みを開始

坂井ちゃんから聞いた相手像から

おしゃれな料理より

家庭的な方がいいと判断した主人の献立

肉じゃが小松菜のおひたし

煮込みザンギ

から揚げを煮込むって・・・

ノリ入り玉子焼き

よくお弁当に入ってるアレか・・・

そしてとん汁

味噌汁じゃなくとん汁?

とん汁の方が味がごまかしやすいとか



下ごしらえもあらかた終わって

あとは 相手を迎えに行くだけ



「ところで坂井ちゃん」

「はい なんですか?」

「服 脱いでくれる?」

「えっ、今ですか?」

「うん 今じゃなきゃだめだね」

「えー、はい わかりました」

服を脱ぎ始める坂井ちゃん

なに考えてるのよ・・・

と 思ったけど なんとなくわかった

考えたら 坂井ちゃんの着てる服

Tシャツジーンズ

ちょっと普段着過ぎるよね

下着になった姿を見て

ちょっと 思考がとまりかけるわたし・・・



上下が揃ってない・・・

まあ わたし的にはどうかと思うけどそれはいい

でも そのお子様パンツはどうなの?

28の子が男性を部屋に招き入れる

される覚悟はしてる・・・

しかも相手に好意を持ってる・・・

普通 勝負下着だよね・・・

ロリ属性の強化・・・?

単に考えてないだけか・・・

「もしかしたらと思ったが・・・」

「えっ 変ですか?」

「変ていうかやる気なしって感じかな?」

「えっ でも 普段通りの自分の姿がいいかなって」

「男性を部屋に呼ぶのは普段通り?」

「何言うんですか 特別ですよ」

「じゃあ 身だしなみも特別にしようね」

「あ、そっかあ」

頭が痛いよ・・・

レクチャーしたんだよね?」

「うん したよ・・・」

「どこまで?」

「普通に好印象あたえられるくらい」

「その先も必要に思えるけど」

「そうかも・・・」

「じゃあ ちょっと下着とか選んでおいて」

「うん あなたは・・・?」

「追加レクチャーしてくる」

「あう・・・わかった」

坂井ちゃんを連れてバスルーム

そういえば 坂井ちゃん シャワーも浴びてなかった・・・



「あ、そんな、あふっ、ああん で、でちゃうっ」

・・・下ごしらえか・・・


意識が半分とんだような坂井ちゃんに

まあ なんとかこれならって下着を着せる

紗枝ちゃんに教わったお化粧をして

洋服を着せる



坂井ちゃんの携帯が鳴る

「はい、あ、おはようございます はいわかりました

今から行きます はい」



「来ちゃいました」

泣きそうな顔で

わたしたちを見る坂井ちゃん

「そこに隠れて見てるから 安心して」

「やっぱり そこなのね・・・」



「じゃ 行ってきます」



坂井ちゃんが出ていく

主人が靴を持ってくる

「じゃあ 隠れようか」

「あ、うん」

二人で隠れる・・・

絶対 眺めてるだけじゃすまないな・・・

ここで声を殺して・・・



ドキドキしてるわたしって・・・


やっぱり・・・



               ・・・えっち

このウラログへのコメント

  • かっちぃ 2011年09月25日 00:15

    いつにも増して、次の話が楽しみです。

  • 左近776 2011年09月25日 00:37

    お初に拝読させて頂きました。面白い!これからも楽しみにしてます。(*^^)v

  • GAO 2011年09月25日 08:05

    初めまして~!た、楽しそう…(>∀<)
    仲間に入れて欲しい~!

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