和くん-覚醒？

「ねえ　可哀相じゃない？」

『可哀相だね』

「じゃあ　許してあげようよ」

『最初から許してるよ』

「えー、じゃあ何で？」

『いじめてて思わなかった？』

「えっと・・・」

確かに可愛くて

もっといじめたいって思った

『とりあえあず　ちょっと手伝って』

「なにを？」

『お化粧』

気を失ってる和くんにお化粧をする

う・・・　可愛い過ぎる・・・


（う、うん　　）

『お目覚め？』

（えっ、あ、あの　　）

『話の前にこれを見てくれ』

（えっ、なんですか？）

和くんにデジカメの画像を見せる主人

『この子　どう思う？』

（えっ、この子ですか？）

『そう　どう思う？』

じっと画像を見る和くん

（可愛いんじゃないかな　　）

『ほんとに可愛いと思う？』

（ええ、普通に可愛いと思います）

『この子を写真に撮ったり　着せ替えとかしたいと思う？』

（え？　この子を？）

『どう？』

再びじっと画像を見る和くん

返事次第で　和くんの運命は決まるな

（いいんですか？）

『いいと思うよ　で、したい？』

（うん、でも　やりかたがわかんない）

『大丈夫　強制的に教えてあげるし』

（あ、そんな　）

うーん・・・

さすがニューハーフと付き合った経験あるだけある

男の扱いも慣れてるよ・・・

（あっ、やめて　　あん　）

和くんに気づかれないように

写真を撮る主人

『こんな顔　どう思う？』

（えっ、か、かわいい　）

『この子の顔見て立っちゃったね』

（えっ、だって　なんかドキドキして）

『この子で大きくなっちゃったね』

（　　はい　　　　）


さすがだ・・・

しかも　ずるいっていうか・・・

和くん　完全術中に落ちちゃったよ

さて　わたしの出番だな

姿見を主人と和くんの前に置く

（えっ　？）

完全にパニックの陥る和くん

そりゃそうそうだよね

欲情しちゃった相手と

欲情してる自分が同じなんだもの

（えっ、なに？なに？）

「落ち着いて・・・」

（えっ、でも）

「優しくするからね」

（えっ、はい、えっ、なに？）

結局　和くんの初めてをいただいちゃったけど

よかったのかな・・・？

わたしで？なんてことは言わないけど

主人の刷り込み

それがやばい気が・・・

わたしとのことが終わったあと

ぐったりしてる和くんを

抱き起こしてキスをする主人

もう　抵抗する気力すらないみたい

主人にキスされながら主人の手で

いじられてまた達する和くん

なんか　出しちゃうっていうより

達するって言い方があってる・・・

そしてまた気を失う・・・

次に目覚めたとき

この子は　彼なんだろうか？

それとも彼女？

あるいは主人と同類・・・？

そして　目覚める・・・



汚しちゃったシーツと

和くんの下着を洗ってるわたし


ご飯を作ってる主人


和室の鏡台に座って


お化粧してはニコニコしてる和くん


やっちゃったよ・・・


やばくない・・・？


若い男の子をひとり



　　　　　　　　　　　　　・・・壊しちゃったよ