ゆうりの泡日記-48手？

4月は5日から7日の

3日間で終わりの予定だったんですが

７日の夕方　8日の出勤要請がありました

こういうのってずるずるしそうなので

即　断ったんですけど

妙にスタッフが食下がるし

理由は貸切の指名があったとか

本来はみゆきさんのお客さん

みゆきさんに聞いたら

お客さんから連絡はあったとかで

あとは　わたし次第らしい

断るのもなんなので出ることにしました


お客さんは健太くんより

少し年上で雄一くんという子

「おひさしぶり」

「そうだね」

「今日は貸切なんだって？」

「うん　スロットで大もうけ」

「いいなあ　わたしなんかこの前10万すったよ」

「うわっ　そりゃ痛いねえ」

「うんうん」

「ほんとは雪さんで貸切しようと思ったんだけど」

「雪さん　忙しいしね」

「うん　あとさ　ちょっと頼みにくいことあってさ」


ふーん　みゆきさんには頼みにくいけど

わたしには頼めるんだ・・・

「これっ　これなんだけどさ」

「ん？」

バックから一冊の本を取り出す

図解48手特集・・・

「えっと・・・まさか・・・？」

「うん　これ全部やりたいんだ」

うーん　それ無茶だよ・・・

主人が結構詳しくて

30手くらい知ってるって言ってたけど

話のネタくらいにしかならないって

とりあえず　二人して見る

『網代本手』

これなんて読むの？

つなしろほんて？

つなだい？

つまりは正常位ね

『岩清水』

顔の上にまたがって

後ろに手をついて体をそらす

あそこが丸見え・・・

これ　よくやってる気がするけど

改めてやってみると恥ずかしいかも・・・


『時雨茶臼』

これ騎乗位だね

『忍び居茶臼』

茶臼って名前　騎乗位が多い

そういえば主人がよくやるのが

『月見茶臼』だったような


『ひよどり越え』

これは　バックだね

『白光錦』

これって　指入れ？

見てて気づいたんだけど

48手ってあるけど

48個以上ない？

とりあえずやってみる

「んっ、あんっ・・・」

「えっと　次はこれか」

「あうっ、ちょっとこれきつい・・・」

なんか　ばたばたと体勢変えて

いまひとつ　気持ちよくないよ・・・

「ちょっと休憩いい？」

「あ、うん　いいよ・・・」

わたしとは正反対に　

雄一くん何回もいってて

なんかうらやましい・・・

「あのさ」

「うん？」

「いまいちのりきれてないでしょ」

「えっと・・・うん・・・少し」

「見ててわかる　やめようか？」

やめてくれたら嬉しいんだけど

なんかすごい残念そうな顔をする雄一くん

「あ、ちょっと待ってね」

こういう時　頼りになる人がいるじゃない


『もしもし』

「あのさ　実は・・・」

『事情はわかったけど　仕事中なんだけど』

「ごめんね　でもお願い」

『仕方ないな』


主人がいうには　流れというか

組み立てが大事だとかで

まず　前戯れ系から始めて

基本は正常位からと（主人の主観だそうです）

あじろほんて・・・

ここで『網代本手』が　つなしろじゃなく

あじろだと知りました・・・

そこから抱き起こして対面座位系で『忍び茶臼』

そのまま騎乗位系の『本茶臼』

上でくるっとまわって『月見茶臼』

・・・やっぱ　主人　茶臼が好きだ

バックの『ひよどり越え』

別バージョンで

『網代本手』から女性を横に回して『裾野』

そしてバックへ

多分　主人の手元に本はないはず・・・

なんで次から次へと名前が出てくるわけ？

とりあえあず　主人の言うとおりに

本を見ながら流れを組み立ててみる

休憩をはさみながら

やった体位にチェックいれて

「もう　だめだあ」

「あん、無理しなくていいから・・・」

結構　気持ちよかった・・・

でも　正直　疲れちゃったけどね・・・

結局30個も出来なかったんじゃないかな・・・

「またスロット勝ったらまた来るからさ」

「うん・・・」

「その時は残り全部やってコンプリートしよう」

「あ、うん　わかった　がんばろうね」

「おう」

同意したけどさ

ちょっと勘弁してくれないかなって思った・・・

あのさ　スロットだけど・・・


　　　　　　　　　　　　　・・・勝たなくていいよ