【妹ラブ学園祭編】愛兄弁当

今日もお兄ちゃん不在。
「はぅぅ～ショックですわ……」
友達ちゃんはため息をついた。昨日、友達の兄が自分の為に料理を用意していたと知ったのだ。
「まさか初日からお世話になるわけには行きませんわ」と謙遜したのが裏面に出たのだ。
「今日は授業に身が入りませんわ……」
彼女は午前中の授業を居眠りに費やしてしまった。
……
「起きて～」
叩き起こされた。お昼休みらしい。友人は2つの包みを手にしていた。
「食べよ食べよ～」
有無を言わさず包みを拡げる。なんかボリュームが満点そうだった。
「お兄ちゃんがね学園祭準備頑張れって作ってくれたのだ」
「愛兄弁当ですか。羨ましいですわ」
「何を言うのだ？君にも作ってたんだよ。昨日余ったのを利用して」
「え？お兄様が？わたくしの為にですか？」
彼女は身を乗り出した。和風ソースのハンバーグ弁当がそこにはあった。
「美味しいですわ。美味しいですわっ♪」
早速ぱくぱく食べてしまう、友達ちゃんであった。
「午後の授業、身に入るかな？」
「入りますわ入りますわ！学園祭準備もフルパワーですわ♪」
でめたしでめたし

続く！！

愛があれば直ぐにでもご～！だよ(笑)