- 名前
- 蝶子
- 性別
- ♀
- 年齢
- 45歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- そろそろ新しい彼氏が欲しいところ。
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ヒマワリ
2010年07月29日 06:19
本当に大切なものが何なのか見えていなくて、気づいていなくて、
恋に恋していた、学生時代の甘酸っぱい思い出。
夏の終わりに生まれたワタシ。
誕生日にヒマワリの花をもらうなんて、
ちょっと格好いいなぁと憧れていた、夢見る乙女時代。
ある誕生日、当時、本気か嘘か妻と別居中という
歳の離れた彼氏と付き合っていたワタシは
仕事を理由に誕生日デートをドタキャンされた。
やりきれない思いを胸に、仲の良い男友達を呼び出して、
神戸のバーで憂さ晴らし。
彼は一浪してたから、同級生だけれど、ひとつ年上。
金持ちの息子だったけれど、金にものを言わせなくても、
才能もあったし、気さくで、マニアックで気の合う仲間だった。
不思議な縁と偶然で仲良くなった腐れ縁。
「仲間には手を出さない」を鉄則に
学生生活を楽しんでいたワタシだから、彼も仲間な関係。
仲間はワタシの外での恋愛事情をみんな把握していた。
帰り道、繁華街のとある花屋の前で彼が立ち止まった。
そこは飲み屋のお姉ちゃんに貢ぐために
遅くまで開いているような花屋。
そこで、彼はワタシにヒマワリの花を買ってくれた。
季節も終わりがけのヒマワリの花は素直じゃなくて、
値段も多少高かったように思う。
でも、あえて、彼はワタシにプレゼントの定番の薔薇ではなく、
ヒマワリを買ってくれた。ワタシのヒマワリへの思いは知らずに。
惚れそうになった。
友達にそういうことをさらっとできる彼の優しさが、格好よかった。
彼氏にドタキャンされてかわいそうな誕生日。
でも、ワタシも意外とシアワセじゃないか。
そのあと、たぶん、すぐに彼氏とは別れたはず。
でも、ドラマみたいに、その彼と付き合ったとかいうロマンスもなく。
ただ、ちょっとだけお互い好きだったんだろうな。
それが恋愛感情かどうかもわからないほど、ちょっとだけ。
一緒に居るのが心地よくって、結局、4年間一緒に居た。
あのときのヒマワリのように素直じゃなかったワタシ。
終わりがけじゃなかったら、関係も変わっていたかな。
真っ直ぐに手を伸ばすことが出来ただろうか。
向日葵の花束を贈られたことは、あとにも先にもこれ一度だけ。
Please back to meagain あの頃見つけた
向日葵をもう一度 捜しに行こうよ
https://www.youtube.com/watch?v=xpq2PUP8H_g
このウラログへのコメント
はじめまして。
切ない良い思い出ですね
♪
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