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2010年08月10日 12:55

彼がワタシの中に挿れているときの顔が好き。

逝くときの顔が好き。

すごくすごく幸せそうだなと思う。

思わず、「幸せそうな顔して」って言ったら、

「だって、幸せだもん」って言われた。

嗚呼、たぶん、ワタシ、この顔に落ちたんだ。惚れたんだ。


今までそんなことを感じたことがあったかなと思い返してみても。

あまり、そういう表情が印象に残っているひとは少ない。

もちろん、それぞれに想いは伝えてくれたし、伝わってきた。

でも、彼のその表情はずるいくらいに可愛い。

男性に可愛いという表現をあまりしてはいけないかなと思うけれど、

その顔を見るとたとえようもなく愛しくなる。

自分の何もかもを彼の前に投げ出してしまいたくなる。


溶け出してしまいそうなほど快楽に溺れ、

狂えるほどにふたつのカラダをひとつに重ねることに

夢中になるのも好きだけれど。

ジブンのカラダを投げ出してしまい、

それを少し離れたところから、こうして見るのも好きだ。

与えたワタシのカラダを好きなように味わい、貪って欲しいなと思う。

そんなときは不思議なほどに意識も思考もクリアで。

いろんなことがよく判る。


自分に与えられる快楽なんて要らない。

静かなただ静かな闇の中で、「嗚呼、月が綺麗だな」とか

「風が心地よいな」とか、そんな薄ぼんやりと感じる

感情と一緒に、愛しさを心に刻みつけられたらと願う。

傷跡のように残る情事のキオクではなく。




罪深き風が肌を萌やす季節

酔いながら人は抱かれてみたい

君と寝ました 月夜の蚊帳で 濡れていました

嗚呼・・・

https://www.youtube.com/watch?v=tXcbB5WM_OE

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