幸せであるように

欲張りなワタシを飼いならして。

吹き上がる熱情を抑え込んで。

たたえる水のような女になりたいと願う。

炎のように激しくひとを愛することが信条の火のような女だったけれど。

何もかもを受け止め、満たし、潤したいと思う。


誰かが、言っていた。

ひとはみんな、同じ容量の幸せの杯を持っていると。

ならば、その幸せの杯を満たせる女でありたい。

溢れ返るまでの少しの足りないところを、

常に注ぎ続けていられるような存在でありたい。


自分の想いに囚われてしまったら。

そんなことも難しくなるでしょう。

あれがしたいとか、これが欲しいとか、

そんな望みって大切だろうか。

ただの我儘じゃないだろうか。


ワタシはよく彼に「好きにして」って言うけれど。

思うようにならないことばかりの世の中で、

世界にひとつくらいは思うようなものがあっても良いと思う。

その思うようなもので幸せになれるのなら、

ワタシは喜んで思うようなものになりたい。

幸せにしてあげたいじゃないの。お気に召すままに。



キスしてキスして抱き合ってささやいて

愛をわかちあって それだけでいいのに

寂しいときそばにいてそばにいてそばにいて

ただそれだけでいいのに 寂しいときに

そばにいて欲しいだけなのに だけなのに


幸せであるように心で祈ってる

幸せであるように心で祈ってる

https://www.youtube.com/watch?v=5Bj9KT-aih0