- 名前
- 蝶子
- 性別
- ♀
- 年齢
- 45歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- そろそろ新しい彼氏が欲しいところ。
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生涯の恋人
2010年08月08日 04:11
色恋沙汰に綺麗な別れ方なんてあるのかどうか知らないけれど。
良い意味で忘れられない別れ方をしたひとがいる。
最後の一言まで今も鮮明に覚えている。
つらくなかったと言えば嘘だし、泣きながら別れを決めた。
でも、今、思い返したら。
良いときに別れたんだろうなと思う。
そのときに「別れよう」と言ってくれた彼には感謝する。
彼とは10歳ほど歳が離れていて、いわゆる不倫の関係だった。
いろんな偶然が重なって、付き合ったひと。
彼は結婚して、はじめての浮気だったそうだ。
ワタシだって、妻子あるひとと付き合ったのははじめてだった。
不思議なひとで、ワタシが思い描いていた「不倫」なんていうのは
これっぽちも感じさせない関係だった。
彼の幼馴染や同僚に紹介してくれ、一緒にキャンプに行ったり、
遊びに行ったりした。不倫だからと言ってつらい思いをした
記憶はないし、とてもとても大切にしてくれたと思う。
ワタシは当時、恨んだり、嫉妬したりした記憶がない。
もちろん、「妻の座」を欲しいと思ったこともない。
今、考えたら、彼はかなりの精一杯を傾けてくれていたのだろう。
たくさんの思い出を作ってくれ。
感謝しこそすれ、何も文句は無い状態だったのだけれども。
別れは突然、やってきた。
「このままじゃ、お前のためにならないから別れよう」と
言われた。たぶん、それ以上付き合っていたら、
お互いに欲が出る。。。そんな寸前ではなかったのかと思う。
もちろん、「別れたくない」と言ったし、泣いたし、
彼も「じゃぁ、もう少し。。。」という風でもあった。
理由がないから、「今じゃなくても良い」感じだったのだ。
でも、次第に彼が語る一言一言にワタシは納得できた。
泣きながら、感謝と最愛の言葉を伝えたと思う。
「もし、これから先、つらいことや苦しいことがあったら、
ワタシのことを思い出して。いつでも連絡して。」
彼は「それをお前が言うか」と優しく笑ってくれた。
付き合ったその日に飲みに行ったバーでは
映画「カクテル」が延々と流れていた。
ワタシの前ボタンのワンピースを上から下まで全部外した彼。
写真が欲しいと言ったワタシに証明写真をくれた彼。
いつも明け方まで一緒にいてくれて、
ワタシが寝ている間に家に戻り、また帰って来てくれた彼。
照れてワタシの名前が呼べなかった彼。
はじめてお姫様抱っこをしてくれた彼。
誕生日にロシア料理を食べに連れて行ってくれた彼。
幸せな思い出だけを残して別れたひと。
あれからもう随分経つけれど、彼が幸せであるようにと
願わずにはいられない。今、どんな暮らしをしていますか?
ワタシは彼と別れたあと、たくさん恋もした。
愛するひとも出来た。
付き合っていたときの彼の年齢も追い越した。
人生のどこかの点で彼と交われてよかったと思う。
その全てに、ただただ感謝する。
あなたが 人生を共に行く人と
きっと しあわせであるように
そっとそっと 祈っている こんな愛し方も 知ったから・・・
https://www.youtube.com/watch?v=SlPDBxxFs84
このウラログへのコメント
スゲ~素敵な人だったんですね!!
そんな風に思い思われる恋愛したい♪
素敵な関係だったんですね。
元気にさせてくれるログ、ありがとね!
別れても好きな人は本気で愛した人だけ。思い返すと胸が切なくなる人だけ。
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