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T君との思い出。

2006年01月18日 23:22

これから数日はちょっと私の恋のお話をしてみたいと思います。
気分で長さが変わると思いますが・・・。

T君は私の今までの人生の中で一番愛した人です。彼と終わってほかの恋もしましたけど、どうしても彼のかげを追ってしまい、本気になれない自分がいます。

T君と出会ったのは、2月14日、バレンタインデーでした。

会社帰りに渋谷道玄坂の上のほうにある小さなアクセサリーのお店で買い物をしたあと、駅に向かって歩いていると携帯電話が落ちていました。

黒い携帯電話シンプルストラップ

どうしようかな。交番に届けたほうがいいのかな。それとも電話の中にはいっているお友達か誰かに連絡したほうがいいのかな。と迷いました。

とにかく、私はきた道を引き返して交番に行くことにしました。

すると、拾った携帯電話が鳴り出しました。
ウィンドウをみると「公衆着信」と出ています。

もしかして持ち主が公衆電話から電話しているのかもしれない。

と思い、緊張しながら電話にでました。

「もしもし?」

『もしもし、あのもしかして俺の携帯、拾ってもらってます?』

と電話の向こうから少しあせった口調の男性の声。

「はい。さっき拾ったんですけど、どうすればいいですか?」
しばらくやり取りをして、その電話の持ち主の待つ最寄駅へ向かうことにしました。

「お名前は?」

『Tです。あなたは?』

あやのです。黒いスカートに黒いコートで髪は長いです。右手にあなたの携帯を持っていますので、見かけたら声をかけてくださいね。」

と伝えて電話を切り、T君の待つ最寄り駅へ向かいました。

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