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13日からです。CS
2007年10月10日 08:25
赤星CS1番任せた、2番関本…岡田監督竜倒オーダー決断
2007年10月10日(水) 8時1分 サンケイスポーツ
核弾頭はオレに任せろ! 阪神・赤星憲広外野手(31)が9日、宮崎でのフェニックスリーグ・ヤクルト戦(清武)に「1番・中堅」で先発出場した。鳥谷の故障で“空席”となった先陣役で3安打の大暴れ。中日とのクライマックスシリーズ第1ステージ(ナゴヤD)に向け、岡田彰布監督(49)が「1番・赤星」を決断する日も近そうだ。
定位置の居心地のよさが感覚を研ぎ澄ませていった。「1番」に座った赤星が快音を連発。満身創痍でありながら不安は一切感じさせない。南国の地でレッドが臨戦態勢に入った。
「久々の割にはすごいボールが見えていた。せっかく試合に出て、ヒットが出ないより出た方がいい。(体は)心配はないです。きょうはそう思われるように頑張った」
一回は右前へ。「待っていなかった」という予想外の速球に体がうまく反応した。二回二死一、二塁ではフォークの連投が続いたが、タイミングを失わずにカーブを右前に弾き返した。五回一死はスライダーを左前打。すべて異なる球種を打ち返した。
相手が格下とはいえ3打数3安打。首の故障と腰椎骨折を抱えるが、この日はコルセットを外して出場した。「いい状態で臨みたい」というクライマックスシリーズへの熱い思いが痛みをカバーしている。
右側胸部打撲が完治前の鳥谷は、「1番」の負担を考慮して下位打順に回る可能性が高い。そうなると、昨季まで不動の核弾頭だった赤星に白羽の矢が立つ。今季の赤星は中日戦で打率.376をマーク。とりわけ、CSの舞台となるナゴヤドームでは打率.475を残した。
「赤星は久しぶりやったけど、まあ大丈夫みたいやな。きょうは走るなと言うとった。こんなとこでショートとぶつかって、使えんようになったらこっちが困るからな。走塁は全然問題ないよ」
赤星に盗塁禁止令を出していた岡田監督も、期待に応える猛打賞にほおを緩ませた。今季レギュラーシーズンで15試合しか実現しなかった「1番・赤星」だが、ここ宮崎で十分すぎる手応えをつかんだ。
そして「2番」に入るのは関本が濃厚。つまりCSには06年型の『赤関コンビ』で臨むことになる。赤星が高い確率で出塁し、関本がきっちり送る−。竜たたきの先導役に、これ以上の適任者はいない。
CSの戦い方もかなり輪郭が見えてきた。まずは“赤い弾丸”が先陣を斬り、落合竜の懐に潜り込む。打倒・中日の最強オーダーを作り上げるまであと3日間。“岡田の考え”がもうすぐ出来上がる。
[10月10日 8時1分 更新 ]
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