さすが兄貴！

アニキの鉄人伝説再スタートや！３０日から本格リハビリ開始
2007年10月26日（金） 8時2分　サンケイスポーツ

　阪神・金本知憲外野手（３９）が２５日、左ひざ内側半月板部分切除手術を受けた大阪府内の病院を退院した。すでに手術日翌日の２０日から病院内でリハビリを開始していたことも判明。連続試合フルイニング出場など数々の記録がかかる０８年に向け、チームが秋季キャンプインする３０日から球団施設でリハビリが本格化していく。

　確実に復帰への道を進んでいる。左ひざ手術を受けた金本が、手術後６日目でめでたく退院。鉄人は入院中から復活ロードを踏み出していた。

　「きょう（２５日）退院しました。手術翌日からリハビリはしています。３０日からこっちに来てリハビリをします」。常川チーフトレーナー補佐がこの日、甲子園クラブハウス前で明かした。

　１９日に大阪府内の病院で内視鏡手術を受け、左ひざ内側半月板の一部を切除。『順調に回復しています』と関係者にメールを送り、２４日には自身のホームページで『そろりそろりとは歩けるようになりました。希望がわいてきますね』などと報告した。それにしても、手術翌日からリハビリを始めていたとは驚きだ。

　動きだした鉄人伝説。チームの秋季キャンプ初日に合わせるように、同じく３０日から球団施設でリハビリを本格的に再開する。

　甲子園の新室内練習場には流水プールが設置されている。今夏、同じく左ひざにメスを入れたオリックス・清原が使っているプールと同じもので、ひざのリハビリには好適な施設。契約するファイテン社も、軟骨の機能を維持するヒアルロン酸注射などを準備してアニキの要望に応えられるよう待機している。支援態勢も万全だ。

　「まだ、ドクターから自力歩行は禁止されているので、松葉づえをついています。まずは上半身から？　そうですね」と常川チーフトレーナー補佐。上半身のウエートトレなどから、来季の体作りを始める予定だ。

　岡田監督は「３月のオープン戦の最後あたりに来てくれれば」と、来春キャンプ不参加も認めていたが、現在の経過なら合流可能な見通し。なにしろ金本には０８年、さらに更新したい連続試合フルイニング出場の世界記録のほか、来季に持ち越した通算２０００安打＆４００本塁打達成が待っている。

　「近いうちに、元気な姿を見せられると思います」と常川チーフトレーナー補佐。主砲の笑顔が戻ってくる日は近い。

[10月26日 8時2分 更新 ]