- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「フランケンシュタイン」レビュー☆
2025年11月10日 02:16
オスカー・アイザック主演他。その創造は神への挑戦。才能豊かな科学者ヴィクター・フランケンシュタイン博士(オスカー・アイザック)には、傲慢な一面があった。彼の頭の中で形となったアイデアを実現することに心血を注ぎ、恐ろしい実験の末に、怪物(ジェイコブ・エロルディ)に命を吹き込むことに成功する。しかしそれは、博士と怪物の破滅の道の始まりだった。鬼才ギレルモ・デル・トロが描くゴシック・ファンタジー。
7/10点!!ギレルモ作品は洋酒たっぷりの濃厚なダークチェリーチョコレートを食べているようだ。喉が焼けそうだけど手を伸ばしてしまう。2時間半、しかも怪物が生まれる遥か前から、それぞれの立場で物語を描くという長丁場だったけれど、世界観がしっかりしているので物語に惹き込まれた。怪物がしっかりした大人過ぎて、頼りなさとか悲しみが薄れてしまっていたので、もう少し調整しても良かったと思う。でも、あえての大人の怪物を描いたのかな?とも感じる。自身の不死を受け入れ、何とか生きていくために伴侶を欲しがるところとか、「許す」という言葉を使うところとか、成熟した大人にまで成長してしまった怪物の切なさを感じた。それをエリザベス(ミア・ゴス)に求めないところも。エリザベスとの交流がもう少しあった方が切なさが増して良かったと思う。いくら死ななくても心が壊れたまま生きていくことは地獄の業火に焼かれ続けているように辛い。しかも孤独で空腹も寒さも痛みも感じるなんてまさに地獄以外のなにものでもない。科学者って本当、自分の興味のためだけに作ってはいけないものを作るよね(怒)ギレルモ版の怪物が本当の森の精霊のように、動物と心を交わし、陽の暖かさや鳥のさえずりを感じ、地獄の中の一瞬でも心穏やかな時を過ごせることを祈るしかなかった。なんて罪深い物語なんだ。2025年公開。








このデジログへのコメント
これ観ました。
フランケンシュタインの映画は何作もあるけど、各々観点とかが異なり同じ題材でも別物の映画になるのが楽しみの一つですね。
本作は「人間」とは何か?そういう命題を問いかける映画だと思います。
> エフさん
そうですね。人間とは何か?怪物はどちらなのか?でしたねー。
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