「トゥモロー・ウォー」ﾚﾋﾞｭｰ☆

クリス・プラット主演他。2022年の現在を生きる人々の前にある日、2051年からの“使者”が時空を超えて現れる。約30年後の未来でエイリアンとの戦争を余儀なくされているという使者たちは、人類滅亡の危機を回避すべく、2022年の人々も2051年の戦いに参加するよう要請。事態を深刻に受け止めた各国政府は、現代人たちを未来へ送り込むことにするが･･･。元軍人の高校教師ダン（クリス・プラット）は愛する妻と娘に囲まれた暮らしていたが、未来の状況が悪化する中で徴兵の対象者に。当初は兵役逃れを模索するが、妻や娘の未来を思い、兵士となって2051年へ赴くことを決意する。私たちの子供や孫世代の人類が絶滅の危機に瀕していたら？30年後の未来からタイムスリップしてきた人類とともにエイリアンとの全面戦争に挑む人々を描いたSFアクション超大作。

5/10点！！クリス・プラット＝微妙な作品に主演しがちなイメージで観るのを躊躇してたのですが（爆）、長丁場だけど分かりやすくて意外と面白かったです。敢えて、自分の親、祖父母世代にタイムスリップしてきたのかと思ったら、たまたまなんかーいとかいうご都合主義があったり、いくら切羽詰まって時間がないとはいえ、全くの戦闘未経験者を一切の情報＆訓練無しにしかも違う場所に飛ばしちゃうとか「帰還率2割」ってこれ人災じゃね？という設定があったりしましたが、軸を家族に据えてくれたので、そこはシンプルで感情移入出来ました。過去の娘も未来の娘も世界線が違っちゃうわけだから両方救いたいよね、自分がダンの立場だったら、帰れるだろうか？とか考えちゃいました。そして、なぜ政府は帰還した兵士の言葉なのに信用してくれないのー？未来を滅ぼさないためにここまで犠牲を出しておいて、藁に縋らないとかありえる！？とここが一番のツッコミどころでした･･･。いや、あんな広範囲、衛星使わないで見つけるとか無理だって、「南極物語」作戦じゃんって思ってたら見つかるし（爆）あれ？結構、ご都合主義のオンパレードだな。時間もテンポは良かったけど、少し長い。でもアニメーションを撮ってきたクリス・マッケイならではの迫力とか見せ方とかが分かりやすくて入りやすい理由になっていたのかなとも思ったり。普段のAmazonオリジナル映画の出来が満点なことが多いので、それらと比べるとネトフリに対抗して気合入れて作ったのがこれかーと少し残念な気持ちになってしまう、まぁまぁの作品です。2021年公開。