- 名前
- ユリ
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- 年齢
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」レビュー☆
2025年11月21日 01:07
アンソニー・ホプキンス主演他。彼の救った命が、未来を照らす。時は1938年、第二次世界大戦直前。ナチスから逃れてきた大勢のユダヤ人難民が、プラハで住居も十分な食料もない悲惨な生活を送っているのを見たニコラス・ウィントン(アンソニー・ホプキンス)は、子供たちをイギリスに避難させようと、同志たちと里親探しと資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、ニコラスたちは次々と子供たちを列車に載せる。だが、遂に開戦の日が訪れた。それから50年、ニコラスは救出できなかった子供たちのことが忘れられず、自分を責め続けていた。そんな彼にBBCからTV番組「ザッツ・ライフ!」の収録に参加してほしいと連絡が入る。そこでニコラスを待っていたのは、胸を締め付ける再会と、思いもよらない未来だった。ナチスからチェコの子供たちを救ったニコラス・ウィントンの活動と50年後の真実を描く感動の実話。
7/10点!!「ONE LIFE」久々になんて重いタイトル・・・。救う側、救われる側、救われなかった側のひとつひとつの命の価値、そして意味。前半は混沌としている中で少しごちゃついている描き方で入りこみにくかったです。終活期に入ったニコラスは完全にPTSDになっていて、救えなかった命の過去を生き続けていて、目の前にあるのはスクラップブックだけで、前を向く方法が分からなくなっていた。たくさんの命を救った彼の人生がそんな風に終わるのはとても辛いことで、テレビ番組という形で救われたのは本当に良かった。番組を通じて、彼は救った命を目の前にし、彼の見ている世界はガラリと変わった。生命の力というのはそれくらい力強く輝かしいものなのだ。でも、あんな風にサプライズされてニコラスが心臓発作で死ななくて良かった(^^;)彼は救った命の中に救えなかった命も見たはずだけれど、救った命が紡いでいく命の拡がりを通して、救われたのだろう、と思いたい。アンソニー・ホプキンスの演技は救われた演技だった。最後に若き頃のニコラスが、おそらく騒動が収まった後の最終列車の出発駅に立っているのが、とても辛かった。まだまだ人生の苦しい時間は長いけれど、最後にはたくさんの幸福が待っているよと伝えてあげたかった。彼のような心の持ち主は、命がけの人助けには向いていないけれど、そんな彼だからこそ、ここまで真摯にひとつひとつの命にずっとずっと忘れずに向き合い続けることが出来たのだろうと感じた。救うことがこんなに辛いなんて、二度とこんな酷い人災が起きませんように。今すぐ全戦争ストップ!!(辛)2024年公開。








このデジログへのコメント
これは見てみたい!
良さそう~ぜひ観ます\(^o^)/
> The Smithさん
ぜひ~知らなかった実話を知るのは素敵な事です。
> はらぺこさん
ぜひ~ニコラス・ウィントンのことを知らなかったので、知れてよかったです。
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