- 名前
- かつみ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 57歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- メールの返事遅れます
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「めぐりあい」第五話 はるのこと
2024年10月05日 00:05
ここ岡山の児島での子育て世代の為の新しいオフィス作り、そして息子、悟と生きる日々
やりがいや充実感を感じながらも、海沿いの街から穏やかな瀬戸の海を見ると、時折、胸がきゅんと苦しうなる気がするのはなんでやろ?
あぁ、はるに逢いたい また、私を怒らせるような軽口をたたいた後で、私のことをぎゅっと抱いてくれた彼の胸に包まれたい
今まで何人かの男に、旦那も含めて抱かれたけど、やっぱりあっちの相性もはるが一番やったと思う
私は心から、いや身体の奥の女の疼きが、そんな彼に再び抱かれたい、優しく包まれたいと願っとるんやないかと思う
でもなんでやろな?
なんで別れたんかな?
私が幼かったから?
はるが意固地やったから?
どっちもなんやろな
これも運命なんかな
後悔先に立たずって言うけど、ほんまやなぁ
大学から最初の職場を過ごした京都で、大学生やった私ははると出逢い、そして共に一年の時を過ごした
私は京都の寺社巡りが好きやったんで、二十代のカップルが遊びに行くような所には行かんと、京都の東山、嵐山、上賀茂・下鴨、祇園や西陣、宇治、龍安寺や仁和寺
そんな京都の街や寺社を休みの日にはお弁当を作って廻って、そしてはるや私のアパートで夜は二人で過ごして・・・
今考えると素敵な夢のような日々やったな。でも息子のいない昔の生活に戻ろうとも思えんな
はるもいて、息子もいて、それが最高なんやけどな
そんなありもせんことを考えてしまうんは、やっぱり寂しいんかな
ハルは、やっぱりはるなんかな
時々、それらしいことを感じさせてくれるブログの文面もある
でも、それなら、私が素子やと分かっとるはずなんやけど、そう言ってこないんはなんでやろな
やっぱりはるとハルは違うんかな?
最初に行った龍安寺もそうやけど、晩秋の京都の東山に二人で行ったんは私にとって一つの思い出や
私の好きな青蓮院門跡の宸殿(しんでん)から見る大楠のある庭を、二人でずっと眺めていた晩秋の日のことは、ずっと忘れることが出来んかった
私はそのことをブログに書いてみた。また思い出の青蓮院に行ってみたいと・・・
(つづく)
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