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「めぐりあい」第四話 仕事のこと

2024年10月04日 06:18

「めぐりあい」第四話 仕事のこと

倉敷市児島は、瀬戸内海に面した風光明媚な街で、日本のジーンズ発祥の街としても有名で、ジーンズストリート観光客にも人気があるところや

本州四国を結ぶ本州四国連絡橋の内、唯一鉄道も走っている児島坂出ルートと呼ばれる瀬戸大橋によって、児島四国へと繋がる窓口の街になったんや

岡山駅から20分ちょっと、香川高松駅までは30分でいけるんで、通勤・通学で岡山高松に行く人も多く、瀬戸の自然も豊かで住みやすい街やと思う


この街に目を付けた会社、特にあのCEOは凄いなぁと思う

「社員が社会的な生活をする上で子育て環境は大事」と明確に言い切って、ここ児島への本社機能移転に踏み切ったCEOに対し、反対も多かったと聞いとる

確かに、児島にあった既存の施設を活用したオフィスが多いとはいえ、施設整備費がかなりかさんどるようやから、随分思い切った移転事業といえる


岡山市倉敷市の中心に比べると、便利とはいえ、児島周辺は若い人の人口も少なくなっとったから、託児所なんかが少ないのは、子育て世代の転勤には問題やった

そこで会社で託児施設や学童施設を申請して、オフィスと一体化した保育・教育施設を作ったんは画期的やと思う

しかも、施設の上にあるマンションまで会社で借り上げて、通勤時間ゼロで、子供を預けて、子供が遊ぶ姿を見ながらオフィスフリースペースで、ノートパソコンで仕事をする環境作ってしもた

そんなんは、都会の会社では出来へんわな
でもその画期的な施設の責任者の担当に任されたんが私やった


今の総合人材サービスの会社に入社して15年が過ぎた。最初やった営業職で評価され、子供産んで、育児休暇を終えて職場に復帰してからは大阪本社の人事関係の仕事に変わって、それなりにやりがいも感じとった

でも都会で子供を育てながら働く女性の辛さは、考えた以上に大変やった。
朝起きて子供の弁当と朝食を作って、自転車で子供を載せて保育所に預け、そして出勤
仕事を終えて保育所で子供を引き取って買い物して晩御飯作って、子供を風呂に入れて、洗い物や洗濯を終える頃にはくたくたや

今ではそんな生活が夢のような感じがする程、子育てをする環境としては最高や

でも責任者として事業を新たに始める苦労は大変やった。それも新しい仕事を始める面白さやと思えばなんてことないと思うわ

(つづく)

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