- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「コール・ジェーン 女性たちの秘密の電話」レビュー☆
2024年09月01日 00:57
エリザベス・バンクス主演他。私の身体か、胎児の命か、自由に選択できないわたしたち。1958年、アメリカのシカゴ。裕福な家の主婦として生きるジョイ(エリザベス・バンクス)は何不自由ない暮らしを送っていたが、2人目の子供の妊娠によって心臓の病気が悪化してしまう。唯一の治療は、妊娠をやめることだと担当医に言われ中絶を申し出るが、中絶が法律的に許されていない時代。地元の病院の責任者である男性全員から「中絶は反対だ」と、あっさり拒否されてしまう。そんな中、街で偶然「妊娠?助けが必要?ジェーンに電話を」という張り紙を見つけ、違法だが安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな団体「ジェーン」にたどり着く。その後、ジョイは「ジェーン」の一員となり、自分と同じ立場で中絶が必要な女性たちを救うために立ち上がる!名もなきヒロインたちが「女性の権利」のために立ち上がった、感動の実話。
7/10点!!ポスターを観てリース・ウィザースプーン主演だと勘違いしていた。だってエリザベス・バンクスでは妊娠する役にしては高齢過ぎる。心臓病を患う以前に超高齢出産の危険もある設定になっちゃう(超ミニスカート履いてるから恐らく違う)。実話なのに・・・。法律において、問題を抱えている当の本人が蚊帳の外になり、決定権は基礎情報も持たない無知な法を振りかざす者にしか与えられないのはいつの時代も変わらない。今だってそうだ。何も変わっていない。その痛みを経験することが一生出来ない、知らない人間が一個人の人生や命の選択を采配するのはおかしい。医療的措置としての中絶も認められない日常に生きるなんてある意味、戦争と同等レベルで恐ろしいことだと思う。でも「ジェーン」で医師免許を持たない者が処置するのは恐ろしいことで(バージニア(シガニー・ウィーバー)の言うように殺人になってしまう)、「発足から解散まで一人も死者が出なかったのが誇りだ」とアメリカらしい考え方でまとめているが、ただの偶然で結果論だ。法律もやったもん勝ちシステムなところがあるから、対抗する側も同じ対応をしないと助けられなかったかも知れないが、これは誇って良いことではない気がする。男性と女性が平等になる日なんて一生来ない気がする。そうなると私は女性で幾度も被害に遭ってきた立場なので、これまで男性はやりたい放題やってきたのだから男女差が逆転すれば良いのにと思ってしまった。そうすれば世界の幾つかの災厄はなくなるかも知れないとさえ思う。もう女性が自分の娘に起きたことでさえも「仕方がない」と涙をのむ世界線はうんざりだし、クレイジーなこの世界でクレイジーにならずに生きるのはとても困難である。2024年公開。
このデジログへのコメント
いつもいろいろな観点での解説、楽しませてもらっています
男性と女性の平等とは何か
人には性差、外見、性格、育った環境、能力などなど個性があるので、同じにならないけど、社会的に平等であってほしいですね
本作品は、、、観たいです(*^^*)
> はらぺこさん
𝐔-𝐍𝐞𝐱𝐭で配信されてました
最近、映画観る気力なくて、観たら元気出るのに…先月3本とかヤバいです
> エフさん
私情入りまくって本編からズレた気はしますけどね
でも中絶出来るか決めるのは全員男性で法を犯した彼女たちが男性に裁かれて頭下げるとか異常な世界だと思いました。
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