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「青春18×2 君へと続く道」レビュー☆

2024年09月11日 01:23

「青春18×2 君へと続く道」レビュー☆

シュー・グァンハン、清原果耶主演他。あの時、想いを伝えていたら、未来は変わっていただろうか。18年前の台湾カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、淡い初恋を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する―。時が経ち、現在。人生につまづき台南の故郷に戻ってジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを手に取る。初恋の記憶がよみがえり、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本へ・・・。東京から鎌倉長野新潟・そしてアミの故郷福島へと向かう。列車に揺られ、一期一会出逢いを繰り返しながら、ジミーはアミとのひと夏の日々に想いを馳せる。旅の先で、ジミーが知った18年前のアミの本当の想いとは―。「余命10年」藤井道人監督最新作―日本と台湾舞台に、18年の時を経て繋がる“初恋の記憶”。

7/10点!!藤井道人監督は良くも悪くも、作品のどこかしらが万人の心に触れるエンタメ映画を作る監督だと思う。道枝駿佑やミスチルの起用なんかでヒットさせる気満々なのが伝わってきちゃうのがちょっと勿体ないけど(^^;) 本作も作品自体はありふれたものだけれど、ノスタルジック台湾の空気や香り、古い手紙の香水、名作のオマージュ、そのひとつひとつが本当に綺麗にまとまっていて、嫌味なく心に溶けていく感じ。こういうストレートな大衆映画に心を持っていかれるのは悔しいけど(笑)、自分にとって忘れられない恋を思い起こす作品で、気づいたら嗚咽してボロボロ泣いていました(^^;)清原果那ちゃんの表情もいつもと違う観たことのない可愛さでした。シュー・グァンハンは台湾コン・ユって感じで雰囲気のある俳優さん(ちょっと昔のユ・アインぽくもある)。忘れられない恋って、それを一生の糧にしたまま、次の恋やその人がいない人生を進んでいいのかな?両手に持つことになっちゃうけど、それでもいいのかな?“大切”は死ぬまで“大切”でいいのかな?いつかまた道が交わる時が来ると思っていいのかな?本当に忘れられない恋の欠片がどんどん溢れてきて切ない。普通に良い映画で台湾では爆ヒットしそうだけど、日本ではどうなんだろう?ミニシアターでこじんまり感動したい作品ではある(そうはならないのが藤井道人監督作(笑))2024年公開。

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