スペースXスターシップ３度目の打ち上げ失敗も管制室で拍手喝采これぞイーロンマスク

スペースXはスターシップの３度目のうちあげで、約1時間飛行したが、爆発して結果的には
失敗した。
このスターシップと呼ばれるロケットは、大型ブースターのスーパーヘビーを搭載した
史上最大のロケットで全長は120mである。積載慮は150tというから凄いもんです。
このスターシップをＮＡＳＡの有人飛行計画のアルテミス計画に投入させる事になっている。
３度目も失敗したが、１回目と２回目は打ち上げ直後に爆発したが３度目は１時間の飛行に成功した。
それで管制室に居たスタッフが、爆発して失敗したにも関わらず拍手と喝采を送ったのである。
そこに居たイーロンマスクも満足の笑顔だった。
これこそイーロンマスクだね～。失敗など糞食らえなのである。
こういう失敗のデーターが無ければ絶対に成功はない。
そのデータが得られた事で満足の笑顔だったわけである。
ＥＶのテスラだって量産に中々こぎつけず、失敗の連続だった。車を量産に持って行く事が如何に
困難なのかを思い知らされただろう。だがイーロンマスクはずっと工場に泊まり込み
量産にこぎつけた。土壇場の連続だったが、トップがずっと居残っていたら部下達は帰れませんよ。
今回のスターシップだって勝算があるのだろう。
このスペースＸの今までの経緯を見ていた日本の宇宙産業も変わって行った。
アイスペースは、民間としての世界初の月着陸を目指していたが、昨年失敗してしまった。しかし責任者が「すごい貴重なデータを頂いたから次回は成功する」と言っていた。
3/11日にロケット打ち上げに失敗したスペースワンも、豊田社長が失敗という言葉は使わないと言っていた。「あくまで成功のプロセスの途中にある出来事で、その糧を得て成功に持って行くのだ。」
という趣旨の発言をしていた。
この精神こそイーロンマスク精神であり、日本の宇宙ビジネスもスパースＸ精神に触発された
と言っても良い。失敗が何だ。失敗なんて糞くらえ精神が、日本の高度成長時代にはあったのです。
エコノミックアニマルと日本人が呼ばれていた時代、他の国の競合会社は「日本の会社が攻めて来たらもう終わりだ。失敗しても直ぐに改良品を持って来る。一丸となって攻めて来るから勝てない」と言っていた時代があったのですよ。元々は日本が得意として来た「失敗は成功のもと。」いつの間にか日本人は
失敗を極度に恐れる様になったのです。失敗すると窓際に追い込まれるわけです。
そうなると新しい事にチャレンジする奴はいなくなる。
本本新しい事にチャレンジして苦しみもがいている奴らが一番仕事をしているわけです。
それが一度の失敗でも相手を見下して、何もしない奴が出世するのですよ。
そんな事どう見てもおかしい。イーロンマスクは何かとパワハラまがいの事をしたり、とんでもない事を言い出すが、失敗こそが成功のもとという事を本当に理解している経営者だろうな。