- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「新聞記者」レビュー☆
2020年04月28日 01:32
シム・ウンギョン、松坂桃李主演他、内閣官房vs女性記者。この国に“新聞記者”は必要なのか―?東都新聞記者の吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとでアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく取材をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる。現在進行形でさまざまな問題をダイレクトに射抜く、官邸とメディアの裏側を描く孤高のサスペンス・エンタテインメント!
8/10点!!公開された2019年から今に至るまで某学園問題、レイプ事件問題、生物兵器研究所とすべて当ててきているので、予言者か!?と思ったのですが、原作者の望月衣塑子(もちづきいそこ)は2017年から取材していて、まさしく真実を追いかける形でタイムリーに公開出来た作品だったんですね(驚)それでも「黒いサングラスの羊」「武漢のウイルス研究所」は、原作者が執筆している時には起きていなかったはずなので、凄!!と鳥肌が立ってしまいました。でも、もしこれがメディアで明るみに出ていなかったら、東野圭吾の原発問題を書いた数十年前の小説発売時のように「ありえないフィクションだ」と思われてしまったのかもとも感じました。シム・ウンギョン、日本語上手いし、演技はいつも通り凄いし、美人じゃないけど華があるので主役も出来るし、まだ25歳なのかー楽しみです。松坂桃李も正義と闇が共存したような役は彼に合っていて上手いですね。ただ、この真実が韓国の問題で韓国で公開されたなら、社会現象になって関係者は逮捕されただろうし、不都合な法律は改正にこぎつけていたかも知れないと思うと、日本ではミニシアター規模で公開するのがやっとという映画の力の差に、人々の関心の差に、ガックリきているのも事実です。ラストも「トガニ」に似てますし、これで現実が変わらないなら救われないにもほどがある(>_<)あとは、原作者の望月さんはカメオ出演していて、最後まで辺見えみりだと思ってたくらいの美人で、現実より綺麗でない女優をキャスティングするのを初めて観ました(爆)シム・ウンギョンで良かったですけど。本当にネットサポーターとか一日PCの前で情報操作しかしていない部署が内閣府にあったら、あたかも一般人が激写したかに装ったフェイク動画もガンガンアップできるわけで、リアルタイムの一般人の動画は信じてしまっていたところがあったので、怖いなぁとメディア操作との付き合い方について、あらためて考えるきっかけになる作品です。2019年公開。
このデジログへのコメント
40代以降は、大抵の事には驚かないようになります
想定外など、世の中にないことに気付きます『不惑』
でも、昨今の世情は、全く、異次元である気もします
行きつく先は、「近・現代」の終焉かと思わされます
今年度の予算でメディア操作用の費用が24億円だとか。
昭和の中期くらいには政府の陰謀みたいな映画、かなりあった気はするんですが。
> まんかつさん
そうですよね。パンデミックって若干、映画の中だけのワードだと思ってた節がありました(>_<)そろそろ荒廃した未来から誰かタイムスリップしてくるのではないか?と思ってしまったり(爆)
> ひげひげさん
24億円!?本作も公開に圧力はあったみたいですね。それも見越してのシム・ウンギョンの起用だったのかなと思ってしまいました。韓国の実力派の映画を潰すとさすがに問題になるので。
> ロイ(仮名)さん
ドキュメンタリーチックに描いているので、最後だけほんわか終わらせてしまうとリアリティーに欠けるとなってしまうからなのですかね?どうとらえるかはこの作品は人それぞれな気がします
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