- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
「Red」レビュー☆
2020年02月28日 22:40
夏帆主演他。愛することが、生きることだった。誰もがうらやむ夫(間宮祥太郎)、かわいい娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった塔子(夏帆)。10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田(妻夫木聡)に再会する。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを、少しずつ、少しずつほどいていく・・・。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった塔子の“決断”とは―。直木賞作家・島本理生による賛否両論の問題作が、新たな“恋愛映画”に。世界に見捨てられたふたりの、たった一夜のドライブ。この夜の先は、絶望か希望か。
8/10点!!原作読んでます。島本理生作品を三島有紀子が撮るという贅沢(*^^*) そして、生涯でたった一人の人を思い出してしまう作品です。最近の妻夫木聡は、山田洋次に棘を抜かれてつまらなくなっていましたが、「ジョゼ虎」以来の恋愛映画の妻夫木聡が帰ってきました(*´∇`*) 原作と結末もそうですがだいぶ違くて、観たかったシーンもなくなっていたりしてましたが、妻夫木聡演じる鞍田の圧が凄くて、離れていても絡みつくような視線とか自分の女に手を出したら殺すぞみたいな視線とか、ラブシーンとか、えっろ!と思いました(笑)「ジョゼ虎」の時もそうでしたが、女性がこんな風に愛されたら至福だなという愛し方をするんですよね。小鷹(柄本佑)もエロいです。もう、同僚じゃなくて完全に男(笑)真(間宮祥太郎)のモラハラ度は原作よりかなり抑えめで、価値観の違い故という印象になっていたけれど、男性の、自分の価値観を疑わない、気付かない傲慢さはあって・・・。塔子の立場は辛いなと思いました。それは、一瞬で鞍田に呑まれてしまうほどに。原作では、塔子は男女の業に巻き取られていく感じを受けましたが、本作では自ら取りに言っている印象です。私は、原作の辛い選択をした後でも人生は続いていく圧倒的な切なさが好きです。本作でも一度、互いに別れを悟ったラブシーンでの、切なさと刹那的な欲望がない混ぜになり、だだ漏れな感じが、とても良かったです。塔子の足場がガラガラ崩れていく中で、なかなか決められない弱さとそれでも手を伸ばそうとする強さには、とても共感しました。でも、この結末を選択した塔子はきっと、不器用で善良な人なのだろうな。私だったら、鞍田があのようになったら、どちらも手離さないでしょう(爆)それまた、女性ならあるあるなのだと思っています。原作より感情説明が少ないので、男性がすべて理解出来るかはわかりませんが、本作を観て少しでも女性の性を理解していただければと思います(^^) 2020年公開。
このデジログへのコメント
この作品、、とても気になってましたヽ(*´▽)ノ
ログ読ませて頂き、、是非観たくなった(///∇///)
ありがとうございます(^ー^)
> はらぺこさん
でも、一番大切な人、思い出しちゃいますよ、大丈夫ですか?(笑)でも、男性が殆どいなくて、女性監督ならではの緻密さもある作品なので、男性の感想を聞いてみたいです。ぜひ。
コメントを書く