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「ラブレス」レビュー☆

2020年01月07日 00:57

「ラブレス」レビュー☆

マルヤーナ・スピバク主演他。幸せを渇望し、愛を見失う。一流企業で働くボリスアレクセイ・ロズィン)と美容サロンを経営するジェーニャ(マルヤーナ・スピバク)の夫婦。離婚協議中のふたりはそれぞれすでに別のパートナーがいて、早く新しい生活に入りたいと苛立ちを募らせていた。12歳になる息子アレクセイ(マトベイ・ノビコフ)をどちらが引き取るかについて言い争い、罵り合うふたり。耳をふさぎながら両親の口論を聞いていたアレクセイはある朝、学校に出かけたまま行方不明になってしまう。ふたりはボランティアの人々の手も借りながら、自分たちの未来のために必死で息子を探し始まる。息子は無事に見つかるのだろうか、それとも・・・。失踪した「愛せない息子」―。その行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、本当の愛か、空虚な幸せか。映画史に残る慟哭クライマックスロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフの最高傑作にして、あなたが本当の幸せを手に入れるために、今観るべき物語。

2/10点!!カンヌで賞を獲る作品特有の睡魔が冒頭から沸々と~(>_<)息子がいなくなるまでも結構あって、息子がいなくなってからも不倫相手との日常はほとんど崩さずに静かに物語が進んでいくので、物凄く眠たいです。両親ふたりとも、新生活息子の居場所は用意するつもりはなく、母親の方なんか産む前も産んだ後もそもそも子ども嫌いだし、誰のことも愛せたことがないとはっきり自覚しています。それでも産んだのは「愛せるかも知れない」「幸せにしてもらえるかも知れない」という漠然とした賭けだったのだと思います。ボリスはごく平凡な男性で、恐らく虐待に近い母娘の関係性の中で育ったジェーニャをフォローできるだけの愛もスキルも持っていなかったのだとも感じました。その結果、被害者はそのコミュニティの中で最も弱い存在である息子ということになるのですが・・・。口論しているドアの側で号泣していても気付いてもらえないってシンプルに哀しみが突き刺さりました。この両親は捜索中に考えを語らないのですが、どういう気持ちで息子を探していたのだろう?息子がいなくなったことで彼らの人生に何か影響を与えたのだろうか?元々、空虚な人生だと他の場所に幸せを求めていたわけで、空虚さに変化はあったのだろうか?私は不幸の言い訳が増えただけなんじゃないかと思ってしまいました。この二人の愛を求めていた息子の愛は彼らに届かなかったし、忘れ去られる程度の影響しか与えることも出来なかった。絶望的に悲しいですが、こういう事件は少なくないと思います。最初から最後まで愛がない。愛し方を知らない人ほど周囲からの無償の愛を求め続け被害者を増やしていくのだなぁと心が冷たくなっていく作品でした。2018年公開。

このデジログへのコメント

  • はらぺこ 2020年01月07日 01:33

    そうか~(>_<)

    心が冷たくなる作品。。

    これが全てを表してくれた(# ゜Д゜)

  • ユリ 2020年01月10日 03:38

    > はらぺこさん
    メール返せてなくてごめんなさい(>_<)カンヌは観たくてみても眠くなっちゃうものが多いです
    (爆)

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