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「リバー、流れないでよ」レビュー☆

2024年10月24日 01:14

「リバー、流れないでよ」レビュー☆

藤谷理子主演他。舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。静かな冬の貴船。ふじやで働く仲居のミコト(藤谷理子)は、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。「・・・・?」ミコトだけではない、番頭仲居料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めていた。ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!2分経つと時間が巻き戻り、全員元いた場所に戻ってしまう。そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。力を合わせ原因究明に挑む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた―。凛とした静寂を纏う冬の貴船と、2分のタイムループという新たな時の牢獄から抜け出すべく必死な大人たちのギャップが楽しい、前人未到のタイムループコメディがここに誕生。上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画オリジナル長編映画第2弾。

4/10点!!高評価作品だったので観てみた。容易に舞台風景が浮かぶ感じで舞台の方の作品だなぁと思った。雪景色の貴船の雰囲気なんかは映画ならではですけど、2分じゃ見事に旅館周辺しか移動出来ないし、広範囲の撮影もないので、街の良さは伝わりずらいかも。旅館ってそもそも日常を忘れたくて行くところだから、そりゃ時間動かないでいいよって思う人も結構いるよねって思った(^^;)あと、熱燗の仲居さんが序盤で疲れているのを観て、身体は疲れていないはずなのに疲労は脳なのだな~とも思った。9ターンくらいから雪が降り始めて、ループに閉じ込められた人々も血なまぐさい感じになっていくのがリアルだった。進めない人生は怖い。刺しまくってた厨房和解なんて出来たのだろうか(汗)思わずクスリとしてしまうシーンはあるけれど、基本「カメ止め~」と同じく映画祭で上映したら盛り上がりそう、つまり観客が観てあげる、盛り上げてあげるスタンスの作品なので、アリだけど劇場まで行こうとは思わないかも。映画祭だったらチケット買って一体感を楽しみたい。2023年公開。

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