- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ナミビアの砂漠」レビュー☆
2025年03月19日 00:09
河合優実主演他。私は私が嫌いで、大好き。2020年代、先の見えない世界の中で、彼女は“今”を生きている。世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ(河合優実)。優しいけど退屈なホンダ(寛一郎)から自信家で刺激的なハヤシ(金子大地)に乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか・・・?いじわるで、嘘つきで、暴力的。そんな彼女に誰もが夢中になる!山中瑤子監督×河合優実主演。2人のケミストリーが日本映画に新しい風を吹き込む!第77回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞作。
5/10点!!精神疾患を患っている人は大抵、自分なりのルールや潔癖がある。そして、自分がどうなりたいのか、何が嫌なのか、もがくところまでいけずにいる段階の人がいる。それがカナだと思う。「何もわからない」ことがわからず、募るのは焦燥感と爆発しそうな劣情ばかり。観客がカナを観た時に何を感じるかは、観客の状況次第で変わる映画だと思った。私は、自分が安全に生き抜ける場所を、いても存在まるごと許してもらえる場所を探している子だと感じた。それも21歳という妥協を知らないレベルの高さで。だから、完璧じゃないことが許せない。そんなカナのことを好きな二人の男性が登場するが、二人ともなぜカナから離れていかないのだろう?これは普通の若い男性が手に負えるレベルじゃないぞっていう。おそらく、二人もカナ本人ではなく、それぞれが想うカナをフィルター通して観ているのかなと感じた。ハヤシとカナは続かないと思う。腐れ縁にはなるかも知れないけど、今は同じ水飲み場にいるだけ。河合優実と金子大地、寛一郎もなかなか良くて、役者の魅力で保たせている作品だった。「わからない」のすぐ隣のスタートラインはない。カナはスタートラインに立つことが出来るのだろうか?2024年公開。
このデジログへのコメント
観ようかなぁ、、、とウォッチリスト入ってます( *´艸)
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