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「アイネクライネナハトムジーク」レビュー☆

2019年09月25日 21:42

「アイネクライネナハトムジーク」レビュー☆

三浦春馬多部未華子主演他。あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった。仙台駅前。大型ビジョンには、日本人ボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに沸く人々。そんな中、この時代に街頭アンケートに立つ会社員・佐藤(三浦春馬)の耳に、ふとギター弾き語りが響く。歌に聴き入る紗季(多部未華子)と目が合いも思わず声をかけると、快くアンケートに応えてくれた。二人の小さな出会いは、妻と娘に出て行かれ途方にくれる佐藤の上司・藤間(原田泰造)や、分不相応な美人妻・由美(森絵梨佳)と娘・美緒(恒松祐里)を持つ佐藤の親友・一真(矢本悠馬)、その娘の同級生和人萩原利久)の家族、由美の友人で、声しか知らない男に恋する美容師美奈子貫地谷しほり)らを巻き込み、10年の時をかけて奇跡のような瞬間を呼び起こす―。“出会いがない”と嘆くすべての人へ贈る、10年の時を越えてつながる劇的じゃなのに感動しちゃう<恋>と<出会い>の物語。

5/10点!!「あの時、あの場所で出会ったのが、君で良かった」がテーマの、無数の小さな出会い赤い糸で繋がっていく物語。糸が繋がるたびに心がポッと温かくなります(*^¬^*)幸福なことに、もう繋がっていない糸も含めて、私は「あなたで良かった」出会いに溢れていて、そのおかげで今、私は生きていくことが出来ていて、皆の温かさに改めて感謝し、その奇跡を失わないよう無駄にしないように生きていかなければと、少し泣きそうになってしまいました。この物語は弱っている時に観た方がより響きます。あと、現状を嘆いている人に観て欲しいです。自分の人生をよく見てごらんって(偉そうですけど(爆))。三浦さんと多部ちゃんは共演が多いので、とても馴染んだカップル感が出ていて、二人がリアルカップルだったら素敵なのにと思うナチュラルさでした(*^¬^*) 本作は、作品の規模や出演者を考えると今泉監督の勝負作になるのかなと感じましたが、私は「サッドティー」「愛がなんだ」のようなヒリヒリする片想い物語の方が好きでした。佐藤や藤間の男性の情けない感じは本作でもありましたが、三浦さんが演じる佐藤は、愛されダメ男までは堕ちてない(爆)藤間のような哀愁漂う男の方が魅力的です。エグさも足りない(爆)それでも、大切な人と一緒に観て、ほっこりした結果になればいいなぁと願える作品ではありました。2019年公開。

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