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「引っ越し大名!」レビュー☆

2019年09月02日 01:27

「引っ越し大名!」レビュー☆

星野源主演他。引っ越しは戦でござる!姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、書庫にこもりっきりで人と話すのが苦手な引きこもり侍。ある時、藩主の松平直矩(及川光博)は、幕府姫路から大分への国替え(引っ越し)を言い渡される。当時の“引っ越し”は全ての藩士とその家族全員で移動するという、桁外れの費用と労力がかかる超難関プロジェクト。これを成し遂げられるか否かは、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立った!突然の大役に怖気づく春之介は、幼馴染で武芸の達人。鷹村源右衛門(高橋一生)や前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして引っ越しの準備が始まった!総勢10000人!距離600km!予算なし!?果たして春之介はこの一世一代プロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うことができるのだろうか!?「超高速!参勤交代」の土橋章宏×「のぼうの城」の犬童一心×超豪華キャストが挑む超難関プロジェクト

4/10点!!全体的に「超高速!参勤交代」シリーズより、さらに地味です。ファーストカットの星野源は可愛かったけど、特に笑いもなく、国替えとは?を淡々と見せていくだけです。見せ場のアクションシーンにしても、そもそも高橋一生が明らかに肉体派ではないので、折角、砂浜での難しいアクションをこなしているのに豪快さと盛り上がりに欠けます(>_<)裏切り者にしても、動機が全く不明ですし、彼らからの途中の妨害が入らないので、メリハリがないです。春之介の知恵ももう少し生かされても良いかと。於蘭が離縁された理由も描かれないので、要するに各キャラクターバックボーンが薄いんですよね。だから登場人物に強く肩入れが出来ないのが、面白くなれない原因だと感じました。そんな中でも一番、グッと来たのは、春之介と山里小澤征悦)の再会シーン。この二人は関係性や想いがきちんと描かれているので、どうにもならないやりきれなさでいっぱいになりました(>_<) 国替えによるリストラって、身分から家から何もかも失うってことなんだなぁと。転居も許されていませんし、現代のリストラと規模が違いすぎます(>_<)面白い要素はありまくるのに、なんだかどれも謙虚過ぎて、もっとベタ王道日本人の心に訴えかけても良かったのではないかと思う色々もったいない作品です。2019年公開。

このデジログへのコメント

  • タク 2020年01月05日 00:51

    はじめまして!
    昨日、関東地方でまだ上映してる本作品を観てきました!
    ミッチー演じるお殿様『徳川家康の曾孫』に当たる徳川家直系の方なんですね(出展wiki)
    内容はボチボチ楽しめる映画でした(^_^)

  • ユリ 2020年01月06日 01:14

    > タクさん
    関東圏でまだやってるんですね?映画祭とかではなく?コメント嬉しいです。読んでいただけるだけでも嬉しいです。ありがとうございます。

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