- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「いなくなれ、群青」レビュー☆
2019年09月12日 23:45
横浜流星、飯豊まりえ主演他。約束しよう。私たちは必ず、また出会うんだよ。ある日突然、僕(横浜流星)は<階段島>にやって来た。ここは捨てられた人たちの島で、どうして僕たちがこの島に来たのか知る人はいない。この島を出るには、失くしたものを見つけなければいけない。だが、疑問さえ抱かなければ、島の日常は安定していた。幼馴染の彼女に再会するまでは―真辺由宇(飯豊まりえ)。この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。「納得できない」と憤慨する真辺は、島から出るために、僕と周囲を巻き込みながら島にまつわる謎を解き明かそうとするのだが―。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。シリーズ累計90万部突破のベストセラー小説、遂に実写映画化。鮮烈な共演と切ないほど美しい映像で綴る、心を穿つ青春ファンタジー。
5/10点!!原作途中まで読んでます。原作に惹かれて観に行ったのですが、なんか色々ダイジェスト過ぎる( ̄□ ̄;)!! 河野さんの作品は脇役キャラまで綿密な設定や伏線が張られているのに、映画だとメインキャラクターなのに、階段島に捨てられた理由がわからない、立ち位置すらわからないキャラが何人もいて、世界観に入り込む妨げになっていました。そんなフワ~とした世界観なのに、クライマックスは物凄い青春まっしぐらな光線を放ち、Salyuの書き下ろし主題歌がそれを押し上げており、なんかよくわからないのに青春の良さだけは伝わる、不思議でアンバランスな作品でした(゜゜;) 自分と正反対の人間に、強烈に惹かれる気持ちはよく分かります。その人を見ることで、自分という人間が浮き彫りになる貴重な存在であることも分かる。でも、正反対な二人だから、近付き過ぎると意見はいつまでも相容れなくて、どちらかが引くことになる。それは思いやりともまた違っていて、相手を失いたくないからという利己的な理由なのかも知れないと思いました。七草にとって、真辺はピストルスターだったけれど、真っ直ぐ過ぎる真辺にとって、七草がそうなるまでに、彼女にどんな出来事があったのだろう?恐らくそれは、他人から見たら大したことなく大人になる一過程に過ぎないのだろうけど、彼女にとっては違っていて。大人になる過程で、何かを上手くしまえるようにではなく、捨てるのが上手くなってしまうのなら、それは過去の自分を否定することにも繋がるわけで、階段島で奮闘する七草と真辺は、切なく甘い、“大切なもの入れ”の中のキラキラした小石みたいだと思いました。2019年公開。
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