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「ホテル・ムンバイ」レビュー☆
2019年09月19日 23:30
デヴ・パテル主演他。彼らは<信念>だけで、銃に立ち向かった。2008年、インドのムンバイで、イスラム武装勢力による同時多発テロが発生。歴史ある五つ星ホテルが燃え盛る映像は世界を震撼させた。だが、ホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質は、その多くが生還を果たした。プロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマンたちの知られざる真実の物語が存在した。2008年、五つ星ホテルで起きたテロからの、奇跡の脱出劇。「ボーダーライン」制作陣が放つ、ホテルマン、そして人間としての愛と誇りを賭け、ひとりでも多くの命を救おうとした“名もなき英雄たち”の衝撃と感動の実話。
10/10点!!2008年にインドのタージマハル・ホテルで起きた過激派テロ事件の映画化です。物凄い臨場感と緊迫感。何ていうか自分が本当にそこにいて四方八方を銃撃されているような、戦争&テロジャンルでは「アメリカン・スナイパー」レベルの衝撃で、トップクラスの映画なのではないでしょうかΣ(×_×;) 2時間強、手に汗握りっぱなしで腕が痛い程ですし、希望が絶望にひっくり返されていく様を見続けるのは、胃がキリキリします(>_<) 動ける警察がまさかの上司含めて6人しかいないんですよ( ̄□ ̄;)!! まさかのムンバイに治安部隊がいないんですよ。金融都市なのに。逆によくデリーから一晩で着いたなって驚きでした(*゜Q゜*) 主要キャラクターは実在の何人かを併せ持ったキャラクターだそうで、ロシア人のワシリー(ジェイソン・アイザックス)はその最たるキャラで、富豪ビジネスマン×元特殊部隊の凄腕×性格悪いのに良い人(美人には(爆))とキャラ大渋滞でした(^_^;) しかし、その多面性が本作では、完全なる善も悪もないという点で、とても魅力的な効果を発揮していました。逃げる場所から場所からテロ現場になってしまうカップルとか、必死に各部屋にダイヤルを一つずつ回して客を守ろうとした受付嬢、恐怖の中で他人を認め合おうと歩み寄る客たち、スクリーンに映る全ての人物が魅力的で、だからこそ、震えが止まらない程の恐怖と怒りが凄くて(>_<)サブストーリーのメインを担うデヴィッド(アーミー・ハマー)&ザーラ(ナザニン・ボニアディ)一家も、常に彼らの生存が気になる抜群の存在感があり、素晴らしかったです(*^¬^*) ザーラ役のナザニン・ボニアディが美しく逞しいインド女性を好演しています。主人公のアルジュン(デヴ・パテル)はホテルを駆け回りながら、救出ルートに客を誘導していくのですが、前に出過ぎない物語の橋渡し役として、デヴ・パテルの魅力が光っていました(*^¬^*) アルジュンとオペロイ料理長(アヌパム・カー)のハグには「インド人全員がこういう人間ばかりではない。テロには屈しない。」という誇りを感じさせられて、心震えました。皆、一生懸命生きてたんだよ・・・(涙)人類を区別する、排他的に人を殺してよい宗教って何なのだろう?イスラム教以外にこの規模のこういう宗教は幾つあるのだろう?アルジュンのシーク教徒ってどんな宗教なのだろう?と、色々知らないことが多くて学びたくなりました。結構、R15な描写が多いし、打ちのめされ過ぎて涙も止まっちゃうくらいの実話ですが、インド人らしいゆるい雰囲気の笑いもあり、エンタメとしても実話としても人間ドラマとしても、超五つ星必見の逸作です!2019年公開。
このデジログへのコメント
インド映画ですか?10点は久しぶりなので見てみたい。映画館で観るべき映画ですか?
> かっちんさん
オーストラリアの監督なのでオーストラリア、インド、アメリカの合作です。銃の音とか凄いので臨場感という意味でも劇場で観るべき作品だと思います。R15なので15歳以上でしたらぜひ(^^)
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