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「小さな恋のうた」レビュー☆

2019年04月26日 00:47

「小さな恋のうた」レビュー☆

佐野勇斗主演。森永悠希、山田杏奈真栄田郷敦共演他。届け、あなたに―。国境を隔てた一人の少女との出会い。仲間の遺した一曲のデモテープ。このやさしい歌が、世界を変える。沖縄の小さな町。日本とアメリカ、フェンスで隔てられた二つの「国」が存在する場所。そこでは、ある高校生バンドが人気を集めており、プロデビューが決まる。しかし、喜びの絶頂の中、一台の車が突っ込みバンドは行く先を失ってしまう。そこに現れた、一曲のデモテープと、米軍基地に住む一人の少女(トミコクレア)。それらによって、止まった時計の針は前に進み始める。フェンスの向こう側に友の“想い”を届けるため、彼らは再び楽器を手に立ちあがる。MONGOL800が2001年にリリースした楽曲「小さな恋のうた」。MONGOL800の楽曲に込められた知られざるメッセージを導き出し、二つの国と共に生きる若者たちの生きた青春を描き出します。

7/10点!!森永悠希くんと山田杏奈ちゃん目当てで観ました。作品ごとに全然顔が違う佐野くんは、今回はイケメンver.でした(笑)モンパチは世代なのに2曲くらいしか知らなかったので、バンドの経歴をサラッとさらってから鑑賞。彼らが歌うモンパチが、スクリーンを通すとより良くて、ストーリーとか飛んでっちゃうくらいの破壊力でした(*^O^*) いわゆる俳優さんが歌うきちんと役を通して魂を込める歌い方です(寺尾聰とか菅田将輝みたいな感じ)。佐野くんのお兄さんな低音に山田杏奈ちゃんのパワフルで天使な高音が良い意味で裏切られたというか、予想以上に素敵なバンドに仕上がってます(*^^*)ストーリーは、生者と死者の境が曖昧な場所が多い沖縄舞台なので、ファンタジックな設定もストンと現実だと納得出来ましたし、大人の事情言い訳を軽く飛び越えてくる、まだ子どもの亮多たちのストレート青春や友情がとても眩しかったです。それでも飛び越えられない沖縄の不条理さもちゃんと描いていて、当たり前だけど、基地の中はアメリカで彼らはパスポートも持たずに、日本にいるんだなって、改めて突きつけられました。沖縄問題に関しては、私は報道規制がされてると思っているので、なんか、もっとデモとか事件のその後とか住んでいる日常とか、もっと誰でも知れるようにしなければいけないと感じました。慎司(眞栄田郷敦)のギターの件りでの舞(山田杏奈)の爆発にちょっとグッと来ました。リサ(トミコクレア)の両親の気持ちもよくわかるし、敵対しがちな国が隣り合わせにいる難しさと怖さもよく理解りました。マイナスはリサの服装が殆ど変わらない違和感が勿体なかったです。多分大きな規模では公開されないと思いますが、青春ものとしても歌ものとしても最高に心震える作品なので、皆に届いて欲しいです!2019年公開。

このデジログへのコメント

  • HIRO 2019年04月26日 04:22

    昔観光に行った沖縄は左側通行でした。バスガイドさんは具志堅さんでした。

  • ユリ 2019年04月27日 00:55

    > HIROさん
    なぜ具志堅さんがバスガイドを?(笑)この映画は皆共通語で沖縄の言葉がないのが不思議でした。

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