- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「恋の罪」レビュー☆
2019年04月16日 00:54
水野美紀主演他。90年代、渋谷区円山町ラブホテル街で起きた実在の殺人事件からインスパイアされた、禁断の世界―どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで女の死体が発見される。女刑事・和子(水野美紀)は謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子(冨樫真)と人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密に触れ引き込まれていく・・・。事件の裏に浮かび上がる真実とは?3人の女たちの行き着く果て、誰も観たことのない愛の地獄が始まる―。「冷たい熱帯魚」のその先に―かつてない美しき究極作。
6/10点!!園監督のコテコテ路線の作品は深い闇をみて活力に変えたい時に観たくなります。でも、本作はどのくらいまで深く潜るのかがわからなかったので、なかなか観れず、やっと鑑賞。神楽坂恵が相変わらずエロバーン!!なのに、全然エロくないっていう。「恋」とか「罪」とか言葉とその概念が心や体と合致するタイミングって、ものすごい衝撃を受けるのだと思いました。子どもが初めて何かを理解した時みたいな。「恋」とか「罪」とか大人になってもわからないことってたくさんあるので、わからない年月が長かった分、もしそれが明確に心と体と言葉で理解出来てしまったとしたら、もうそれは革命的で、見ている景色が大きく変わるのかも知れないなと感じました。園監督の描き方は、-からの+120%とかなので極端過ぎますけど(音量12とか最弱で観たけど大きかった(笑))。あと、一見女性目線で描いてますよという園監督のアピールを感じますが、明らかに本作は男性目線です。どんなに売春してようが浮気してようが、殺人を犯そうが、心の根っこはピュアでブレブレな弱い女性みたいな。女性からすると何か違う。比較対象に園監督とは真逆な岩井監督の「リップヴァンウィンクルの花嫁」が浮かびました。同じテーマを同じように描いているのに、全然違って見える面白さがあります。津田さん、大好きなので、倒錯したエロさにクラッときました(爆)いずみはこれからどうするんだろう?美津子も何も見つからずにバッドエンドを迎えたのに、いずみと和子が何か得られるとは到底思えないです。てか、大抵の女性が「恋」とか「罪」とかに一生振り回されながらも、「恋って~」と語らい続けるものなので(>_<)そういうものを無理やり見つけようとすると強烈な反動が返ってくるのだなという恐ろしい印象は植えつけられました。後半の冨樫さんと神楽坂さんの演技合戦が凄まじく、ズドーンと心に破壊力抜群のパンチをもらうことだけは確実な作品です。2011年公開。
このデジログへのコメント
昔かなり話題になっていました。真相が良く分からない事件でした。
> HIROさん
事件って起きましたってニュースだけで最後まで追ってくれないですもんね。この映画はいつにも増して園監督のしつこさが凄かったですw
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