- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」レビュー☆
2017年11月18日 00:44
ジェシカ・チャステイン主演他。この場所で、すべての命を守りたい―ユダヤ人300名を動物園に匿い、その命を救った女性アントニーナ・ジャビンスカをあなたは知っていますか?1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤン(ヨハン・ヘルデンブルグ)とアントニーナ(ジェシカ・チャステイン)夫妻は、ワルシャワ動物園を営んでいた。しかしその年の秋、ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という提案をされる。しかしこの“救出活動”がドイツ兵に見つかったら我が子の命も狙われてしまう。夫のヤンが不在になることも多い中、アントニーナはいかにしてひとり“隠れ家”を守り、300人もの命を救ったのか―ユダヤ人300名を動物園に匿い、その命を救った勇気ある女性の感動の実話。
10/10点!!動物園は平和の象徴です。アメリカの動物園ものの映画は家族経営で困窮している事が多いですが、ヨーロッパはある程度地位もお金もある人たちが経営しているんですね。アントニーナはそういう男性と結婚をして、上流階級にポンと入ることになったイメージで描かれていました。動物の扱いが抜群に上手く、徐々に彼らから受け入れられていく過程として、子象を蘇生させるシーンが描かれており、映画の説得力が増していて良かったです。アントニーナには幼い一人息子がいて、生まれてからずっと一緒に育った動物たちが目の前で殺され、我が家が破壊されていくシーンはとても辛く、それを味わった後で、知らない人々を匿おうと思えるか、だからこそ匿おうと思うかは、親として、とても難しいところだと思いました。ジェシカ・チャステインがいつもの強い彼女ではなく、とても柔らかで女性らしい話し方や雰囲気を纏っていて、新たな彼女の魅力を発見し驚きました。ヤンが目の前で殺されていく人々を見て、怒りや焦りからアントニーナとすれ違っていく様や、博識で道徳的なヘックが戦争により、歪みを強いられていく様が、とてもリアルに描かれていて、今の時代、対岸の火事ではないなと心に刻みました(>_<)ダニエル・ブリュールが好きなので、憧れていた女性と心を通わせたと思ったら、すべては自分を欺く為で、何年も騙されていたと知った苦悩も手に取るようにわかりましたし・・・戦争は人間関係も信頼も愛さえも壊すものなのだなと、ドイツ兵の彼の立場からも理解りました(>_<)ポーランド侵攻から、ワルシャワ・ゲットーの始まりから消滅、ワルシャワ蜂起、終戦までがガッツリ描かれており、ワルシャワ・ゲットーからたった2kmの場所で、300人ものユダヤ人を匿い逃がすって、ちょっと想像を絶します。もはや忍者の領域か、やはりある程度の発言権と資金があったからかなと感じました(爆)ヤンが戻ってこられた経緯も実話だからこそ、曖昧にしないで知りたかったです。子象のシーンなど少し誇張があるかも知れませんが、よりドラマティックに緊迫感を持って描かれており、知っておきたい実話のひとつです。2017年公開。
このデジログへのコメント
はじめまして。
ユダヤ人を匿う所は、
シンドラーさんみたいな方ですね~。
僕も見てみます。
蒼天の拳さん
はじめまして(^^)コメントありがとうございます。ドイツ兵が毎日来ている動物園で灯台下暗しという感じでした。この実話は聞いたこともなかったので、まだまだ知らない話がいっぱいあるのかなと。
実話の映画、、大好きです(^^
少しは脚色あっても、、本当の話なので。
是非、観たい映画です!
いつも、レビューありがとうございます(*^^*
> はらぺこさん
こちらこそ(^^)でもナレーションによる説明と宣伝文はナチスを悪にするために若干真実を曲げたなというところもあって、そういうのは曲げないでほしいなと思いました。
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