- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「裏切りの街」レビュー☆
2017年11月09日 01:24
池松壮亮、寺島しのぶ主演他。人は、なんとなく人を裏切る―。同棲する彼女に小遣いをもらいながら怠慢な生活を続けるフリーターの菅原裕一(池松壮亮)と、穏やかな夫と専業主婦としての平穏な日々を送る智子(寺島しのぶ)。お互いのパートナーに対して特別な不満もない毎日。ただ何となく、はっきりとした目的もないまま出会い系サイトで偶然出会った二人は意味のない逢瀬を重ねる。季節が変わり、二人の関係もすっかり惰性となったある日、とある出来事をきっかけに日常が揺らぎはじめる。それでも「選択」することを避け、現実から逃げて逃げて、ただただ流れに身を任せる二人は、今日も中央線沿いの街の中をぐるぐとあてどなく彷徨う・・・。出会い系サイトで繋がったフリーターと主婦。何となく肉体関係を続ける二人。現実から逃げ続けた果てには何があるのか。三浦大輔が描く、決断しない大人の逃避行劇。
2/10点!!三浦大輔さんの脚本は好きなものと嫌いなものがはっきり分かれていて、「愛の渦」「何者」は好きで、「恋の渦」は嫌いです。本作は嫌いな方で面白くないからではなく、出ている人と会話劇が最低過ぎるんですよね。本作で池松くんが演じている菅原は池松くん史上最低を極めたと思います(`Δ´)良い人ぶって、後ろ向いて舌出して、全てを周囲のせいにして、選り好み出来る人間だと勘違いしている感じが、振り切った最低な人物なんかより最低です。智子は、あの自分の環境に満足しないで「王子様は別にいるはず」的な感覚を持っている女性は割といるのかも知れませんが、これだけ何も動かない話もつまらない、毎日欝々とした顔をしている女性に誰が惹かれるというのでしょう?稀に見る魅力ゼロなヒロイン。智子が菅原を「最低。つまらない。」と思わない理由もよくわかりませんでした。自分が最低な事をしているから相手は誰でもどうでも良かった的な感じでしょうか?二人の周囲も類友で最低が揃っていて、でも、智子の旦那さんなんかは最低を突き抜けていて怖いくらいなので、「あれ?最低なのか?大人なのか?」わからなくなるくらいなので、良いと思います。菅原の彼女はたぶん一番まともで、菅原の友人は最低です。あの幾度となく繰り返されていた「言いたい事あるんだよね?言ってよ。」という会話も、「いやいや、人に言わせないで自分から言いなよ!」って引きました。周りにいたら、こんな人たちに時間を使うのがもったいないから、最短で関わりを絶ちます。でも、ここまででないにしろ、不倫関係とかなら、決断しない大人たちというのは誰でも当てはまるのかなぁと思ってしまったりもしました。一生答えが出ないことってたくさんありますよね。それを置いて先に進めるかだとも思いますが。あとはポツドールの戯曲が元であまりアレンジされていないようで、脚本が古いです。今の若い子の家に留守番電話付きの固定電話はないし、メアドではなくLINEの交換になるだろうし、赤外線やフルフルで交換するだろうし、もしかして2000年代の脚本なのかな?と感じました。凄く嫌な後味なのですが、チクチク刺激してくる感じが、自分の中の最低な部分と少なからず繋がる部分があるのかもなぁと、嫌だなぁそんな人間にならないようにしようと思ってしまう作品でした。あ。でも池松くんの「あのすいませんすいません」のキスシーンは凄い技だな、何気に色気あるなと思いました(笑)2016年公開。
このデジログへのコメント
なるほど。。。
映画としては悪い評価ですが、、
言いたいこと、、感じたこと、、
いっぱい有ったのですね(^○^)
> はらぺこさん
三浦さんのポツドールの戯曲って人間の嫌な部分をチクチク刺激するんですよね。不倫は否定しないのですが、人間が最低過ぎて。ドン引きの2時間強でした。
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