- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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【お題日記】赤い糸って信じてますか
2017年07月21日 21:22
赤い糸はあるんです。
それは誰かと結びついています。
ただし、誰と結びついているのかは、その相手を認識した時に初めて確定します。
AとBの2人がいたとします。
この2人のどちらかが赤い糸で結ばれています。
あなたがまだどちらか選択していない時点では赤い糸が結ばれている確率は50%です。
AもBも結ばれていると同時に結ばれていない、というあやふやな状態です。
色々な要因が重なって、あなたがAを選んだとします。
この時に初めて赤い糸が結ばれている確率が100%として収束します。
実際にはもっとたくさんの候補者はいるわけですが、全て赤い糸が結ばれている確率は50%の状態で存在します。
あなたが認識することで初めてそれが現実になります。
では、選ばれなかった50%は消滅してしまうのでしょうか。
Bを選択する可能性もAと同じだけ存在したのだから、Bを選択した世界も存在しうるわけです。
この選択しなかった可能性は消滅しない、という考えは、実は中世ヨーロッパの神学者ドンス・スコトゥスに由来します。
スコトゥスはこの選択の自由の可能性は神の自由意思の中に保存される、としました。
これが今流行りの並行世界論の最初です。
問題は、知識を尊重するのか意思を尊重するのか、ということです。
つまり、AとBのどちらかを選択するか、という場合、AとBそれぞれのことをよく知ってから選択するか、それとも知ることなく選択するか。
前者を主知主義、後者を主意主義といいます。
これはキリスト教会の中ではドミニコ会とフランシスコ会の対立となります。
なんとなく、お見合いと恋愛の違いみたいな気がしますが、最初と話がズレてきたのでここまでにします。
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