- 名前
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3・11 あの日からのマンガ――『テルマエ・ロマエ』
2015年10月20日 05:50
おはよう(^∇^)
私は銭湯大好き
『テルマエ・ロマエ』の
裏話に驚きです
↓暇が出来ては
書き溜めたログ↓
ヤマザキ マリの風呂漫画『テルマエ・ロマエ』が映画化されたのは2011年のことだった。
海外に住むヤマザキが直接ロケ地ローマに乗り込むと、空港では何やら訳の判らぬ日本の映像がTVに映されている。
タクシーに乗ると、運転手は開口一番、
「お前、大丈夫なのか?」
日本が、凄いことになっていると云う。映画クランクインのその日は、正に3.11当日だった。
キャストの宿泊しているホテルに着くと、不安気に立ち話をする一同の姿があった。
来れない人がいるかも知れない。来れたとしても、今度は帰れないかも知れない。
なんせ、日本はとても小さい。ニュース画面の地図の上では、被災地を示すマークの下に日本がスッポリと隠れてしまう。
幸いキャストは全員揃ったが、
「こんな時に、こんな風呂のアホ映画撮ってもよゐのだろうか?」
と、監督。
原作者が、目の前にいるのに(笑)。
ヤマザキは、
「私たちに何か出きる訳じゃない。こんな時にローマ人を演るのは嫌かも知れないけど、せっかくお風呂でなんとかする話なんだから、役者として頑張って!」
と、ハッパをかけた。
映画『テルマエ・ロマエ』では、主人公が風呂の取水口に吸い込まれ、現代の日本と古代のローマを往き来するタイムスリップ物なのだが、この特撮、演じる阿部寛の演技も含めてチープ過ぎる。
私は好きではない。映画中でも、このシーンだけ特に浮いてる違和感があった。スキル的にはもっと出きる筈なのに、何故?
合点がいった。リアルな表現を避けた結果なのか。それならば、解る。
考えたら、私も同じことをしていた。
私は当時、しまじろうのアニメの制作をしていたのだが、ガンダーという魔物とひらがな対決するシリーズ物だった。
敵が魔物なので、登場シーンでは画面ブレや天変地異の描写をしていたが、これが急遽NGになった。
慌ててアニメのスタジオに作画の中止を依頼する一方、演出家に連絡して、新たに絵コンテを切りなおした。
私の仕事もだが、『テルマエ・ロマエ』も、これが地震や津波のシーンだったら、最初から全削除である。
若しくは『あまちゃん』のように描写しないって手もある。
なまじ必要な類似シーンってとこが悩ましい。
激流の中をタイムスリップする
阿部。が、このシーンだけ演技が学芸会になる。特撮も同様。
如何に津波を連想させないようにするか、監督、スタッフ、演者の手探りするさまが、手に取るように目に浮かぶ。
「おれ、こういうのダメなんですよ」
阿部がヤマザキにスマホを見せる。そこには、立入禁止区域に置き去りにされた牛たちの死骸が…。
ヤマザキはこれに発想を得て、震災のボランティアに参加の漫画家を中心に創られたチャリティー本『僕らの漫画』に、「野阿の箱湯」という短編を描いた。
このデジログへのコメント
> 天空さん
混浴は行ってみたい願望はあるがいざ行けば平静は装うだろうけど緊張しそう
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