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書籍:ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?
2015年05月23日 23:59
■ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?
■横山信治・石田章洋(著)
落語家出身で、一部上場の金融会社の役員を経て講演家やビジネス書作家として活躍されている横山氏と、同じく落語家出身で、放送作家として活躍されている石田氏の共著です。
落語からは、コミュニケーション・メンタルといったビジネスマンに必要な素養を身につけることができます。
さらには笑うことで、ストレス解消にもつながる。
落語はいいことづくめです。
そうはいっても、落語は敷居の高いイメージがあります。
またどのように踏み入れたらいいかわからなかないという方も少なくないでしょう。
しかし、本書では巻末にそのノウハウも書かれています。
どのような落語会を選べばいいいのか、数多い落語家の中からどの方の落語を聴けばいいのか、という入門の方法も非常にわかりやすく解説されています。
落語がいかにビジネスにつながるかを、事例を挙げながら、非常にわかりやすく解説されている一冊です。
それでは特に参考になった話を紹介していきます。
●ビジネスエリートは落語で”ストレス解消”していた。
デール・カーネギーの名言に、「悩みは笑いで吹き飛ばせばいい」というものがありましたが、エリートは落語を日常的に聴くことでそれを実践しているというわけです。
ストレスがたまってイライラしているときには、いいアイデアは浮かびません。
いいアイデアは心身ともにリラックスしているときに降りてくるのです。
笑いはストレスを発散するという調査も報告されています。
ビジネスエリートは落語を聴いて笑うことで日々のストレスやプレッシャーから解放されているのかもしれません。
●落語の「マクラ」にスピーチ・プレゼンのコツを学ぶ!
「始めよければ終わりよし」といいます。スムーズに導入部分をこなせたらプレゼンもスピーチも半分は成功です。
一方、第一声で噛んでしまっては、短距離走のスタート地点でこけるようなもの。
後がグズグズになってしまいます。
上手なスタートを切りたい人は、寄席で落語家が話す第一声を参考にしてください。
落語家が登場してす第一声にはある程度のパターンがあり、みんなそれを組み合わせているのです。
以下が落語家の第一声の分解です。
1.時候・天候の挨拶→「お暑い中」
2. 客席の様子→「いっぱいのお運びで」
3. 御礼→「ありがたく御礼申し上げます」
4.これから話すことの概要→「毎度バカバカしいお笑いを~」
このパターンは、どんなスピーチにも応用できます。
(P107~108 引用)プレゼンやスピーチなどでは最初の「出だし」が大切です。
このパターンを頭に入れておくと、あがりも抑えられ、いい結果になるでしょう。
●「たまたま」を「実力」と勘違いしてはいけない
著者の横山氏は、小学生で落語家としてデビューされたそうです。
小学生の落語家として注目され、デビューの際は、テレビ中継まであったそうです。
しかし、数年後、落語家を廃業することになってしまったそうです。
その時のことを振り返って、本書では次のように書かれています。
少し活躍したぐらいで傲慢になってしまい、引き立ててくれている周りの人々に感謝の気持ちがなければ衰退するのは当然のこと。
たまたま大口契約をとり有頂天になってしまったため、周りから嫉妬され、足を引っ張られた人。
(P160 引用)
謙虚さと周りの方々への感謝を忘れないようにしなければいけませんね。
●一流の落語家とそれ以外の落語家の差
一流の落語家は、どんなことでも自分の芸の肥やしにしようとする「覚悟」があります。
他の人の落語というと、うまい落語家や大師匠の噺を真剣に聴き、参考にしようとするのが一般的。
自分より下手な落語家の噺は聴かないものです。
良い例はもちろん、悪い例、そして一見、自分とは関係がないと思えるような全く異なるジャンルのことでも、目の前で起こっていることすべてにムダなものはありません。
必ず学ぶことはあるはずです。
それを忘れなければ、毎日、すべての瞬間が学びの場となります。
(P207~208 引用)どんな人からでも学びを得ようとすることは大切だと思います。
このように視野を広げることで、気づきもどんどん出てくるのでしょう。
このデジログへのコメント
勝海舟の父親も自身の記録を
悪いお手本として海舟に残したそうです
駄目なものも
立派にお手本なのです
克己さん:素敵です♪まだまだ知らないこと沢山あります♪
SYUZO-さん:どんな親だったんだろう
きのうの朝日新聞の日曜版の読書欄で桂米朝の「落語と私」を落語入門書の最高傑作と紹介していましたよ。
アキラさん:内容ちょっと新聞とリンクしたかな(^^)
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