よくがんばった！

阪神６年目の白仁田がプロ初先発初勝利「信じられない気持ち」

デイリースポーツ9月3日(火)21時12分配信
阪神６年目の白仁田がプロ初先発初勝利「信じられない気持ち」

力投する阪神・白仁田寛和＝横浜スタジアム（撮影・棚橋慶太）

　「ＤｅＮＡ１‐10阪神」（３日、横浜）

　阪神の白仁田がプロ初先発。６回を６安打１失点に抑え、プロ入り６年目にしてプロ初勝利を挙げた。

　立ち上がりから最速１４７キロの直球を主体にストライクを先行させた。初回、二回と先頭打者を安打で出塁させたが、清水が二盗を阻止するなどバックの守りにも助けられた。六回に無死一、二塁のピンチを招き、中村をうまく併殺打に打ち取ったものの、続く梶谷の５球目が暴投となって初失点。この回限りで降板し、救援陣も追撃を許さなかった。

　試合後、ヒーローインタビューを受けた白仁田。「信じられない気持ち。（立ち上がりは）非常に力んでしまった。でも落ち着いて投げようって（自分自身に）言い聞かせた。あれだけ点を取ってくれたので、楽に投げられた」と笑顔で振り返った。ウイニングボールは両親にプレゼントしたいという。

　もともとは３日のウエスタン・ソフトバンク戦に先発予定だった。ところがスタンリッジが腰痛で出場選手登録を抹消されたことで、急きょ１軍昇格。突然巡ってきたプロ初先発のチャンスで期待にこたえ、チームの勝利に貢献した。

　福岡県出身の白仁田は07年度の大学生・社会人ドラフト１巡目で阪神から指名を受け、福岡大から入団。先発ローテ入りを期待されたが、伸び悩んだ。２０１１年に中継ぎでプロ初登板。昨年も１軍で２試合に投げたが、いずれも救援登板で、先発は今回が初めてだった。元ＡＫＢの篠田麻理子は糸島高校（福岡）時代の同級生。