もう夏バテ？

阪神】藤井に４連敗　和田監督「情けないね」

スポーツ報知7月27日(土)7時4分配信

　◆阪神１―５ＤｅＮＡ（２６日・甲子園）　和田監督のいら立ちが言葉の端々から伝わってきた。「同じ投手に４回も５回もやられるのは情けないね。昨日、今日と同じタイプの投手にやられている」。１３日（甲子園）の完封負けに続く黒星で、対藤井は４連敗。前夜（２５日）のヤクルト・石川に続き、技巧派左腕に翻弄され、痛恨の連敗を喫した。

　序盤の拙攻が最後まで響いた。俊介の安打と二盗に敵失が絡んだ初回１死一、三塁。４番・マートンが外角低めのチェンジアップに誘われ、二ゴロ併殺打に倒れた。「振り返ると（好機は）あそこしかなかった。手を出したらアカン球に手を出している」と指揮官。７回にやっと飛び出した鳥谷の一発で完封負けを逃れるのがやっとだった。

　試合前から異変が起こっていた。切り込み隊長の西岡が左膝や背中などの痛みを訴え、打撃練習を行わなかった。ムードメーカーの今季３度目の欠場が響いた。「自分は（体が）壊れてもいいけど、監督がコントロールしてくれている。感謝しています」と本人は大事を取っての欠場を強調。しかし、指揮官は２７日の出場について「分からない。明日になってみないと」と口を閉ざした。

　これで首位・巨人に３・５ゲーム差と離された。「ただ、引きずっている時間もないし明日またゲームがあるわけだから」と和田監督は必死に前を向いた。このままＶ争いの火を消してしまうわけにはいかない。