参惨でした。

【阪神】５・５以来“惨デー甲子園”先発・藤浪、３日Ｇ戦で帰ってくる！

スポーツ報知7月1日(月)7時3分配信
【阪神】５・５以来“惨デー甲子園”先発・藤浪、３日Ｇ戦で帰ってくる！

３回１死一、二塁、大和の左前安打で二塁走者・秋山が本塁を狙うもタッチアウト

　◆阪神０―２広島（３０日・甲子園）　プレーボールと同時に、悲鳴が響き渡った。初回、先発・秋山が先頭のルイスにカットボールを右中間に運ばれた。伊藤隼が落下点に入るのが遅れ、痛恨の二塁打。「立ち上がりがすべて。ボールが高めに浮いて、狙い球を絞りやすい状況をつくってしまった」。菊池の送りバントと丸の左犠飛で先制点を献上。今季２度目の先発で初黒星を喫した右腕は唇をかみしめた。

　いつもと違う雰囲気だった。先発ローテ再編に伴い、藤浪が初めて甲子園の日曜日の先発から外れた。代役となった秋山は２回にも２死一、二塁から前田健に左前適時打を浴びるなど、５回５安打２失点。「先発の役目は果たしてくれた。次のチャンスでしっかり抑えてもらいたい」と和田監督は今後のローテ起用を明言したが、序盤の失点が最後まで響いて４連勝を逃した。

　「サンデー晋ちゃん」の神通力をあらためて痛感させられた。ここまで４勝１敗だった日曜日の本拠地で５月５日以来の黒星。打線も９安打を放ちながら今季１１度目の完封負けで、聖地での連勝も５で止まった。「あと一本出るか出ないかの勝負。また来週、当たる可能性が高いんで対策を練らないと」。前田健には昨季から２５イニング連続無得点。指揮官は７日の広島戦（マツダ）でのリベンジを誓った。

　２日からは巨人との首位攻防３連戦（甲子園）が控えている。赤ヘル相手に温存した藤浪は、満を持して中９日で２戦目（３日）のマウンドに上がる。「球宴まで（巨人とは）６ゲームある。何とか粘ってきたんで、いい試合ができるようにやっていきます」と和田監督は、２・５ゲーム差をつけられた宿敵に照準を定めた。伝統の一戦から、不屈の精神で再加速する。