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負けたけど、・・・・・・・・この人は!
2013年07月16日 08:17
虎・西岡、ド根性“3発”前日自打球直撃なんの!
サンケイスポーツ7月16日(火)7時0分配信
虎・西岡、ド根性“3発”前日自打球直撃なんの!
西岡は五回に右翼線二塁打。前日左ひざに受けた自打球の影響を感じさせなかった(写真:サンケイスポーツ)
(セ・リーグ、阪神3-6巨人、12回戦、阪神6勝5敗1分、15日、甲子園)左ひざの痛みを押して、舞い戻った。見せ場を作ったド根性3連発。西岡が犠飛、美技、二塁打と気を吐いた。満身創痍だろうが、普段と何ら変わらず、敗戦の責任を背負った。
【写真で見る】守備でも魅せた!虎・西岡
「攻める姿勢があっても、試合に負けてますから。(杉内は)いい投手なんで、1点1点取っていかないと。点を取って取られての展開で野手陣が向こうに負けたということ」
前日14日のDeNA戦で自打球を古傷の左ひざに当て、六回の守備から途中交代した。首位攻防戦の出場も危ぶまれたが「本人が大丈夫っていうからね」と久慈内野守備走塁コーチ。不屈の男は“志願”して、グラウンドに立った。
まずは2点を追う二回一死満塁の好機だ。好投手・杉内に簡単に2球で追い込まれたが、焦らない。カウント2-2まで粘り、5球目。低めのチェンジアップに食らいつき、中堅に運んだ。犠飛で1点差とし、最低限の仕事を果たした。
三回二死走者なしでは守りで本領発揮。長野の中堅に抜けそうな痛烈なゴロを逆シングルキャッチだ。体を反転させながら、ジャンピングスローを決めた。2点ビハインドの五回一死走者なしの3打席目は外角の直球に逆らわずに右翼線へ。万全とはいえない足で二塁に到達した。日本通算998安打として、節目の1000安打にあと「2」に迫った。
「試合に出れる状況になって、トレーナーの応急処置がよかった。トレーナーに感謝です」
本人は裏方スタッフに感謝の意を表し、多くを語らない。だが、関係者によれば、前夜の試合後は一晩中、患部のアイシングに努めていたという。西岡のポリシーは「努力というのは普段どういう生活をしているか。人に見せる必要はない」-。評価されるのは結果のみ。そのための陰の努力は怠らない。
「いいプレーをしても、負けたら一緒。あしたやりかえすしかない」
前半戦はあと2戦。手負いのリードオフマンの目はG倒に向け、再びぎらついていた。
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