今日から最下位争い・・・・・なさけない・・・・・・・・

虎・和田監督、新井兄弟にＷ檄！成績物足りん

サンケイスポーツ8月28日(火)7時51分配信
虎・和田監督、新井兄弟にＷ檄！成績物足りん



　ダブル新井にゲキ－。阪神は２７日、広島から２８日からのＤｅＮＡ３連戦（横浜）に備えて横浜入り。横浜スタジアムで先発投手陣と若手野手が指名練習を行った。和田豊監督（４９）は練習後にこの日、静養した新井貴浩内野手（３５）へ「頑張ってもらわないと」と発言。練習中には新井良太内野手（２９）に２０分間の助言をするなど、兄弟に対してゲキを飛ばした。

　期待感が言葉ににじんだ。前夜（２６日）はブラゼルの１０号３ランで勝利。ここにジレンマがある。一塁はＢ砲と新井がいる。しかし、共存は難しい。欠場した開幕４番打者に向かって、和田監督は言い切った。

　「もちろん新井が中心になるんだけどね。そこはそういう、きのうも言ったけど（どちらかを起用するかは）ひとつのことじゃなくて、コンディションから何からね。でも、新井には頑張ってもらわないと」

　あくまでレギュラーは新井が基本線。右肩の不調で三塁では送球に不安がある。ここまで打率・２５１、８本塁打、５１打点は物足りない。打順も４番を外れ、５、６、７番を打った。本来の実力を発揮できていないからこそ、指揮官はハッパをかけた。

　兄だけではない。弟には直接的に言葉をおくった。この日、午後から行われた横浜スタジアムでの練習。野手は若手だけが参加になったが、フリー打撃を終えた新井良には三塁の守備位置で身ぶり手ぶりを交えながら、約２０分間の指導を行った。

　「まぁ、彼も大変やろう。いまのところ力以上のポジションにいるわけやから。フォームうんぬんより、打席の中での考え方とかね」

　４番に座り１６試合で打率・２３４、２本塁打、６打点。敵にも研究され、弱点を暴かれてきた。もう一段階ステップアップするために、研究された部分を逆手にとるなどの“妙”を授けた。

　「駆け引きみたいなもの。現時点では頑張ってくれているけど、もうひとつ成長する過程の中でそういうことも必要になってくるかな」

　右の大砲２人が得点力のカギになる。低迷する中、新井兄弟への“ゲキ”は少しでも白星を積み上げようとする指揮官の必死の思いのあらわれでもあった