これからですよ、！

オリンピックフィーバーの熱も冷めると


虎将、マートンよ更生して帰ってこい！

サンケイスポーツ8月21日(火)7時51分配信

　更生する姿を待つ－。阪神・和田豊監督（４９）は２０日、拙攻＆コーチへの逆ギレで２軍落ちさせたマット・マートン外野手（３０）の早期復活を望んだ。まだＣＳ進出も不可能な数字ではない。安打製造機のバットは不可欠。簡単に戦力構想外とはしない！！

　無気力とも思えるようなプレーへの不満はあるが、もう一度、昨年までのような輝きを取り戻してほしい。和田監督は祈るようだった。

　「もともと力をもっている選手だし。今、野球に集中しきれていないところもあるし、それを解消してほしい。いろんなものを吹っ切る期間にしてほしい」

　眠れなかったヤクルト３連戦（神宮）から一夜明け、指揮官は、東京駅から新幹線で帰阪。１７日の試合後のミーティングで拙守を指摘され、関川外野守備走塁コーチと口論になったマートンについて改めて語った。

　チーム関係者によるとマートンは「怠慢プレー」と表現されたことに逆上したらしく、２軍降格という処分に納得がいっていないという。実際、前日１９日の練習は１時間半で切り上げたが、２１日からはウエスタン・中日戦（鳴尾浜）に出場する意向を示している。

　和田監督は今後、マートンの様子を直接視察する可能性について、「ずっとロードに出ているからタイミングは難しい。２軍から報告を受けることになる。ずっと監視するわけにいかない」と首を振った。片岡打撃コーチも「午後１時半から（１軍の）早出があるから無理やろ」とチェックに出向く予定はない。しかし、将はマートンの動向から目を離すつもりはない。

　２０１０年にはイチローが保持していたシーズン最多安打記録を更新する２１４安打をマークし、飛ばないとされる統一球が導入された昨季も１８０安打を放った。２年連続最多安打の実績が「優等生」というイメージを周囲に植え付けていた。そんな姿を打撃コーチ時代の指揮官は知っている。

　「ファームの報告を聞きながらやる。姿勢が大事？　全部やね」と力を込めた虎将。心身ともに復活すれば使う。現場を預かる人間と