IEユーザは低IQというのはウソでした

今日yahoo のニュースを見ていたら、カナダのコンサルタント会社が行った調査としてインターネットエクスプローラー(IE;ウィンドウズでは標準のウェブブラウザ）のユーザのIQはそれ以外のユーザのものより低い、という調査結果がまったくのでたらめだった、という報道がありました。
コンサル会社自体でたらめだった、というのだから念がいったウソで、どうせならエイプリルフールでやればめちゃめちゃ受けたのに、と思いました。

でも、もし本当にIEがものすごく普及していて、知能指数じゃなくて知能そのものなら、調査結果はあるうることです。
え？IEユーザを馬鹿にするのかって？そうじゃありません。
その理由は、調査対象に子供（幼稚園児や小学生）が多数入っているかもしれないからです。
最近に限らず、ウェブページの中にはIE以外で閲覧すると正しく表示できないページもありますから、あまりPCが得意でない人はIEを標準のブラウザに設定すると思います。
つまり、親が子供に標準のブラウザとしてIE以外を設定することは極めて少ないと思われます。
その結果、子供たちの間ではIEが極めて人気の？ブラウザになっている可能性が高いです。

そうなると、多数のサンプルを抽出すれば、IEなら子供が多数含まれ、それ以外は子供があまりいない、という可能性はありそうに思います。
そして、普通は子供より大人のほうが知能は高いので、（知能指数じゃなくて）知能の調査をすれば IEユーザの方が平均知能が低い、ということは十分ありうると思います。
これは別に知能だけじゃなくて、身長、体重、100メートル走のタイム、サッカーのうまさ等々、なんでも同じことになります…あ、平均年齢は高齢者もIEを使うから微妙かも。
統計からは簡単にこんなウソがつけますので、人をだます時は参考に、人の話を聞く時はだまされないように、ご注意ください。

そーいえば、大昔、選挙番組で、世論調査の結果を間違ってフリップにしてしまったのに、そのフリップの解説をものの見事にして去っていった専門家がいました。
あとでそのフリップは間違いだった、と分かった時はその専門家は帰った後でした。
その時アナウンサーが「うーん、あの方はウソの結果でもちゃんと説明しましたが、なんなんでしょう？」とか言ってました。
調査結果がどうであっても何とでも説明できる、という例で、世の中、いろんな調査がありますが、それが正しいかどうかは、結局のところ自分で判断しないとダメ、ということですな。

もちろん、なんでもかんでも「調査はでっちあげだ」では生きていけませんから、「こんな調査でこんな結果になったらしい」ということはある程度信用しないといけません（もちろん、おかしいと思ったら「？？」と思うくらいの知恵は必要）。

要するに、あまり人を信じすぎてもダメ、疑いすぎてもダメ、ということで、人付き合いする上で当たり前のことに落ち着くのでしょうか。

今晩は「笑神降臨」があるので、この辺で。

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本日の画像は、ミカドコーヒー「モカプリン」です。
ものものしいですが、コーヒー味のプリンです。有名どころのお店だそうですが、特別にどうとかは思いませんでした。
味はコーヒーの味と香りがちゃんとして、ふつうにおいしいです。