- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ】18-1、じー
2011年06月22日 20:44
夏服になりました。
「あつはなついです~」
「それを言うなら夏は暑いだよ」
仲良く登校する茜と小春。
ぶおーんきききぃ
ロールスロイスが校門の前で止まり、車内から車椅子で転がる千歳。
「ごきげんようですわ♪」
呆気にとられた周囲の生徒は苦笑して会釈とかした。
「おはよ~、千歳」
「千歳さんおはようです」
気兼ねなく話せるのは茜と小春だけだった。
「お嬢様、今日は私職員室に用事ですので、途中まで御一緒します」
メイドのサラが追い付いて、三人に同行した。
「事務手続きか何かですか。お疲れ様です」
「そうですね。でも個人的な用事もあるサラよ」
妖精時の口調を織り混ぜながら、サラは応じた。
「むむむ、なるほど~」
ひとり納得する小春。
「たのも~」
サラが職員室に入ると、松見と久保田以外の教職員が畏まる。
ふたりはぽかーんとしている。
羽前財閥のこの街への影響の強さを知る知らぬの差だろう。
「おはようございます」
久保田は普通に来客応対するようにサラに接した。
「千歳お嬢様……羽前千歳に関する事務手続きに参りました。書類はこれだけ用意してます」
羽前千歳は良家のお嬢様である前に、ハンデ持ちだ。転校手続きや校内備品に関する手続きは常人よりは難儀なものがあった。したがって書類は分厚い。
「確かに受理しました」
教頭がろくに目を通さずに書類を受け取った。
さて
「ちょっとこの先生を借りますね」
「え?」
驚いたのは松見だった。それに答えずにサラは久保田を連れ去った。
続く!
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