- 名前
- たかふみ25
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- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【魔法少女っ♪】17-3 敵もちょっぴり本気を出したようです
2011年06月18日 20:33
競馬場。
こんなご時世なのにギャンブルに興じる不謹慎な輩が群がっている。
中央の円で多数の馬が一位を争い走りだす。
決着がつくと歓喜と嘆きの混ざった歓声とたくさんの紙吹雪が舞う。
「うふふふ……」
その紙吹雪の一枚、ハズレ勝馬投票券を摘まむ、ネオバビロニアの女幹部、トータク将軍。
「素晴らしい願いのチカラよね。いい子が生まれそうだわ」
トータクは黒いカードを空に放り投げた。
紙吹雪がそのカードにより集まって、新たなる怪物、ネガイナーを産み出していく……。
「清澄さん、新入部員を紹介します……」
麻衣子は藪から棒にそんな話しを茜に呈示する。
「こんな中途半端な時期に新規ですか?」
「羽前さん」
なんと、演劇部新入部員は羽前千歳だった。
「ごきげんよう」
千歳は脚が弱く、車椅子だ。演劇なんてできるんだろうか。という思いが茜によぎった。
「ベス役ならできます」
麻衣子は「若草物語」を脚色した台本を出して言った。
三女エリザベスは病弱少女だが、千歳の車椅子はその演出に使えるわけだ。
「宜しくお願い致しますわ、皆さん」
続く!
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