- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
【魔法少女っ】17-2 交錯する思い
2011年06月15日 20:55
……その前に、17-1の粗筋!
第3の魔法騎士・羽前千歳は、なんと羽前財閥の末裔だった。
その父親・羽前則雄に屋敷に呼ばれた茜と小春は一億円を見せられ、「娘を宜しく」って言われるが、もちろん受け取りは拒むのだった。
「すごい屋敷だったね」
「さすがに現実として認識できない世界です」
ロールスロイスにのせられての帰路でそんな会話を交わす。
「しかし、千歳さんも財閥の跡取りだなんて大変です」
「だからこそ、誰かの支えが必要だってのはわかるよ」
「いえ、お嬢様は大丈夫です」
運転席のメイドさんが反論する。
「お嬢様は幼い時から羽前財閥の末裔としての帝王学を叩き込まれ、それに耐えうる才覚もあります」
「でも財閥の未来は14前後の中学生には大きすぎるですよ」
「そうですね」
メイドの表情は読めない。
「ですが、あなたがたも中学生には似つかわしくない、大きすぎるチカラを委されてるのでは?」
ギクッ
心当たりは「魔法騎士としてのチカラ」しかなかった。しかし、なぜこのメイドさんはそれを察する事ができたのだろう。
「ありがとうございました」
自宅近くまで送迎され、茜、小春はロールスロイスから降りる。
「不思議なメイドさん……」
お互い、そういう呟きをした夜だった。
続く
このデジログへのコメント
コメントを書く