外の風を感じて

今日は久しぶりに外出した。
外出と言っても歯医者に行っただけのことなのだが。

それでも風は春めいて、気温も幾分暖かになり、久しぶりに解放された気分だ。

であれば、もっと外出をすればよいものを、用がなければなかなか外出することができない。
散歩など、気持ちのよい季節なのだから、ぶらりと気分転換でもすればいいのだろう。
しかし、足が止まる。
昔からそう外出好きな方ではなかったのが、やはり関係しているのだろうか。

こういう気持ちはなかなか理解してはもらえない。
それはそうだろう。
ちょっと靴をひっかけて、ドアを開けばいいだけの話である。
医者にも散歩などは勧められてはいるのだが。

以前は散歩とは違うが、よく車ででかけたりはしていた。
お気に入りの道を走り、窓から入る風を感じて、気分転換を図っていたものである。
その車も今は通院の時くらいにしか乗ることもない。

そういえば外出をしなくなったことで、自転車に乗ることもなくなった。
少し前に自転車に乗ってみたことがあったが、とても怖い思いをした覚えがある。
裏道のようなところはそれでも乗れるのだが、大通りの歩道の上など（本当はダメなんだけど）はあまりにふらついてしまって、なかなか真っ直ぐに走れなかった。
自転車さえもまともに乗れなくなってしまったとショックだった。

今日は徒歩で歯医者に行ったわけだが、僅かな距離だが少し気分転換にもなった。
ただ、ちょっと疲れてしまった。
さっきまで、強い睡魔と戦っていた。
今、寝ちゃうと夜寝れなくなってしまうから。
妙なところで規則正しい引きこもりである。

明日は精神科に行く予定になっている。
二日続きの外出。
きっと疲れ果ててしまうだろうけど、しっかりと気分転換だけはしてきたいものだ。