- 名前
- 純生くん
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 心の病気で引きこもっており、ほとんど外出もしてません。 デブなおじさんに興味のある方...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
長い長い道のり
2011年03月29日 14:06
私はうつ病を抱えている。
おかげで仕事も辞めて、引きこもって、この年になって親の世話になって生きている。
もちろんうつ病を抱えながらでも歯を食いしばって働き続けている人もいるし、見事にうつ病を克服して社会復帰をされた人もいるのだから、私の努力不足とか頑張りが不足しているとか言う面もあるのだろう。
もう随分と長い長い間、うつ病とつきあってきた。
やる気が出ない。
不安で仕方ない。
生きる意味がわからない。
いろんなことを考えながら、思いながら、結局何もできずに長い時間を費やしてきてしまった。
それでも去年の暮れくらいから、少しずつ気分が楽になってきていた。
毎日生きると言うことに感謝して、何かを行動しなければいけないと考えられるようになってきていた。
まだまだ人並みほどではないが、少し前向きな考え方ができるようになっていた。
そんな時に起きたのが東日本大地震。
東京と言うことで、もちろん大きく揺れはしたけれど、ものが倒れてきたり、壊れたりすることはなかった。
それでも、「死」の恐怖を感じた。
「死にたくない」そう思った。
「生きたい」そう感じて、自分が何か変われる気がした。
しかしその後、明らかになる東北地方の被害が私の心の隙間にじわりと忍び込んできた。
恐怖、悲しみ、無力感、責任感、不安、心配、それは色んな感情が絡まりながら、もつれ合いながら、私の心を埋め尽くしたのだ。
こうなると、どこから自分の気持ちを整理してよいのかわからない。
まして連日続く、被災地の映像、ニュース、何か立ち上がろうと言う掛け声。
それらが私の中の絡んで固結びになってしまった気持ちを、またぎゅうぎゅうと音をたててじわじわと締め付けていくのだ。
途中、病院に行って医者にアドバイスをもらった。
ブログのコメントなどでも同様のアドバイスをもらった。
震災関係のニュースなどを見ないようにする。
それを心がけた。
少し気持ちもやわらいだ気がした。
しかしテレビを消すことは出来なかった。
例え見ている番組はバラエティ番組でも、何か速報が入るのではないかと考えると、見ていて心から楽しむことは不可能だった。
かといって、テレビなしには速報などを受け取る手段がない。
そういう情報が届かない環境に自分をおくことが、また不安を煽るのだ。
そして徐々に恐ろしい事実が明かされていく原発の事故。
治まるどころか酷くなる一方だ。
不安だ。
不安でたまらない。
でも、東京を逃げ出すわけにもいかないし、結局は無力なのだ。
今日も地震速報のアラームで心臓が止まるほど驚いた。
道路工事の音と震動が、気持ちを落ち着かせてくれない。
そこにきて、プライベートで自分の人生を左右してしまうような懸念材料が発覚した。
そんなこともあって、今日は朝から酷く気持ちが落ちこんでしまっている。
不安と、落ち込みと、様々なもので今私の心は再び固まってしまった。
長い長い時間をかけて、ほぐれてきた心が、また元に戻ってしまったような気がする。
私の例は特別としても、同じような状況の人は、日本中にいるのではないだろうか。
一過性のものと言う専門家もいるけれど、私は今、再び同じ長い道のりを経て、よじのぼれる自信がない。
生きていく希望も、夢も何もない。
ただ、不安と言うはしごだけが用意されている感じだ。
死ぬ勇気もないから、きっとこのまままた引きこもり続けるのだろう。
それが何の解決にもならないことも知っている。
卑怯者のとる態度だとも思う。
頭で、言葉で理解できても、身体が、心が動かないのだ。
恐怖や不安に動くことができないのだ。
雨露のしのげるところに住めている。
明日食べるものもある。
こうしてブログで不安を嘆くこともできる。
それでも今の私は絶望と言う言葉の虜になってしまっている。
このデジログへのコメント
> Maimiさん
コメントをありがとうございます。
少し救われた気分になります。
絵文字のスマイルマークが何故か胸にとても染みます。
そうですね。
少しでも笑えるようになりたいです。
コメントを書く