ぬぐえない不安の中で

いやはや、我ながら情けない。
ある人に「好きです」と言われて、取り乱した。
もてた経験のない男はこれだから困る。
もてない男が告白されたのなら、喜んで飛びつくべきものなのだろうが、それができない。
多分それは、私の心の中に、まだまだいろんな不安が残ってしまっているからだろう。
「好き」だと言う相手の思いに、応えられるだけの心の余裕が持てないのだ。

もちろん、「今はそんなことは考えられない」と言い放ってしまってもいいのかも知れない。
でも、それもまた本当ではない。
この辺が難しい。
人間、０と１００しかないわけではないのだ。
そのくせ、特に恋愛に関しては、０か１００かじゃないといけないと思う青臭い思いがある。
うーん、まだまだ子供だなぁ。

こういう出会いの機会を探すサイトに入って書く言葉じゃないが、どうも割り切ったお付き合いとかは私にはできそうもないなぁ。
そう感じてしまった。

そして煮え切らない反応で、相手を傷つける。
私はできることならば人を傷つけたくはない。
この辺も青臭いのだが、性格だから仕方ない。
でも、同じ傷つけるのであれば、鋭利な刃物で傷つけたほうが、痛みは少ないのかも知れない。
相手の傷の治りも早いのかも知れない。
なまくら刀で負った傷の方が、痛みは長引くのかも知れない。
結果として、最も残酷な対応をしてしまったのかも知れない。

ふう、もっとスマートに生きられないものか。
もっと恋愛を楽しめないものか。
何故に私の恋愛はこうも苦しみを伴うのだろう。

あと、心をよぎったのは、相手も不安を抱えているこんな時だからこそ、「好き」なんて感情が増幅されているのかも知れないということ。
違った言い方をすれば、一時の気の迷い。
つり橋効果のようなもの？
ちょっと違うか。
それでも感情に不安と言う下駄を履かせてしまっている気がする。

それならそれで、そんな全てを受け止めてあげられる大きな気持ちがあればいいんだけどね。

こんなことで、ああだこうだと考え込んでしまう私。。。
何て面倒くさい男なんだ！
これじゃあ、もてないよなぁ。。。ﾄﾎﾎ